短歌小説コンペ
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空の有様
投稿時刻 : 2014.02.16 21:14
字数 : 102
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空の有様
なんじや・それ太郎


おはようの声にひとたび頷いて 君の見つめる空の有様
僕ならば諦めていたこの距離を 駆けてここまで追いついた君
用件を伝えたあとでいつの間に 短く終わる二人の電話
これだけの思い出ばかり残るとは あの時僕が見過ごした種子
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