200文字小説コンテスト
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泣き声
きか
投稿時刻 : 2014.03.23 00:10 最終更新 : 2014.03.23 00:10
字数 : 200
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更新履歴
- 2014/03/23 00:10:53
- 2014/03/23 00:10:08
泣き声
きか


赤子の泣き声がした。
しばらく家に帰るとすぐさま眠りにつく生活が続いていたから、周囲の家に赤子が生まれたなんて知らなかた。
おぎあおぎあと泣く声は、大きく小さく、ゆたりと波のような強弱を繰り返す。
ああ、うるさい。
まどろみの中、僕は思う。


ふと違和感がした。
あれ?
僕はいつ家に着いたんだけ?


慌てて飛び起きた先には、不機嫌な顔で息子を抱く妻の姿。
飲み過ぎるのもいいかげんにして、と僕は妻に叱られてる。
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