てきすとぽいトップページへ
200文字小説コンテスト
 1  153  154 «〔 作品155 〕» 156  283 
照星
 投稿時刻 : 2014.03.25 00:04
 字数 : 200
5
投票しない
照星
志田玉路


 貴方が誰かと言葉を交わす時、わたしはどうにもならない衝動に駆られて、視界の隅に貴方を捉え、追いかけてしまう。
 そして、貴方が既に秘密の夜の約束をしたのではないかという疑惑が頭をもたげ、肋の中がそぞろに騒がしくなる。
 だから、貴方が孤独に嘆いて溜息を吐く時こそ、そと胸をなで下ろして、しあわせに安堵の吐息をつく。
 たとえ、貴方がこの想いに応えてくれなくても、わたしの心の照星は決して貴方を捕らえて離さない。
← 前の作品へ
次の作品へ →
5 投票しない