てきすとぽい
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桃の花
(
三和すい
)
投稿時刻 : 2014.03.19 05:45
字数 : 200
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桃の花
三和すい
同居している弟夫婦に娘が生まれて初めての雛祭り。
張り切
っ
た母と弟が同じ日に桃の花を買
っ
てきた。
仕方がないので居間と玄関に分けて飾る。
暖かい居間に置いた枝はあ
っ
という間に花を咲かせて散
っ
てしま
っ
た。
寒い玄関に置いた枝はたくさんつけたピンクのつぼみで長く私たちの目を楽しませてくれたが、結局花が咲かないまま色褪せた。
ど
っ
ちが幸せだ
っ
たのかしら?
「き
っ
とど
っ
ちも幸せよ」
三十半ばで独り身の私はそ
っ
と呟いた。
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