第17回 てきすとぽい杯〈GW特別編〉
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大学祭
投稿時刻 : 2014.05.03 23:04 最終更新 : 2014.05.03 23:16
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- 2014/05/03 23:16:57
- 2014/05/03 23:04:01
大学祭
ひやとい


 小学校高学年の時、家からは遠かたが、後に学校から出入り禁止通達が出るほどの人気駄菓子店だた近くに短期大学があた。まるで今で言う専門学校のような狭い土地にあた学校であたが、小さい頃から美少年の誉れが高かく、もちろん当たり前のようにその駄菓子屋に友達と主に通ていたから、駄菓子屋通いのついでに気安く短大をふらつき、そしてカワユスな(古い)女子短大生と仲良くなるのは、もう必然に近いものだた。
 なので大学祭シーズンになるとレセフルが如く(意味がわからない)出入てみたわけだたが、当時そんなことをする小学生はあまりいなかた上に美少年の誉れが高かたので非常に可愛がられ、あんなことやこんなことを……まあ今回の趣旨とは離れるのでこのくらいにしておく。
 で、大学祭といても大したことはできないので、喫茶店とか美術部の展示とかそういうものが主だたが(スーパーフリーなどという発想のないおおらかな時代だた)、そこには当然幽霊屋敷めいた催し物もあるわけだ。
 大げさなものではない。その当時よくあたように、任意の教室を暗くして脅かすだけのものだ。
 当時小学生だたので、入るなり、いきなりへいへいピビビてるー(脇坂佳世と香坂みゆきのBIBIではないので為念)的なことになり、しかも怖がりなので、つい脅かしてきた男子短大生(当時は短大に男子がいるのは当たり前のことだた)に力の限りパンチを食らわし、「い」という叫び声を背中で感じながら脱兎のごとく逃げ出したものだた。悪いことをしたなあと今だから思うのだが、ドジでマヌケでアホな勉強の出来ない小学生にしかるべき常識的な判断は望むべくもなかたのである。その時の人殴てごめんなさいね。
 で、結局その大学祭を期に、ビビりでヘタレな小学生はそれきり大学に行くことはなかたのだが、そこでたまたま買たど根性ガエル第12巻へのへの箱の巻を学校に持ていた際、クラスメイトにチクられて先生に没収されたことは、30数年経てもちとだけ腹立たしい思い出として残ているのである。
 もし会うことがあたらネチネチとネタにして話そうかと思ているのは密かな楽しみである。
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