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第17回 てきすとぽい杯〈GW特別編〉
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僕がオトコノコを止めた理由
 投稿時刻 : 2014.05.05 23:44
 字数 : 1028
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僕がオトコノコを止めた理由
文才無い魔女


 よく出る事で有名な廃墟と言えばどこの地域にもあるものだと思う。
 偶々だけど僕の近所にそんな建物があた。
 これはとある帰り道のこと。
「イトちんとミチー、いいか? ミンは田中達を驚かせることだぞ」
 大ちんは誰に聴かれるわけでもないのに小声で言た。
 それを聞いたイトちんとミチーと呼ばれた僕はコクリと頷く。
 ようするに僕達三人組みは、クラスのいけ好かないやつらに一泡拭かせようと企んでいた。
「でも、どうやて驚かす?」
 僕は二人に問う。
 イトちんは元々眠そうな目をさらに細くして首をかしげる。
 そして、提案をしてきたのは大ちんだた。
「うー……田中達は幽霊屋敷に眠るお金を探しに行くて言てたよなあ
あ誰か地面に埋まて驚かすとか?」
「掘て出て来て驚かすてことね……うん、大ちん、普通に死ぬよねそれ」
「だよなー
 笑いながら言う大ちんに突込みを入れる。すると、普段から無口なイトちんが手を上げていた。
「女装して……驚かす……
「おお! その手があたか! それは怖いし、俺達だてばれないな!」
「じあ誰が女装する?」
 僕は再び二人に問う。
……俺は嫌だぞ」
 この熱い手のひら返し! 流石大ちんだ!感心するやら呆れるやら。
 すると、スと再び手を上げてるイトちんがいた。
「イトちんならバレねーべ!」
 大ちんが言う。
「うしじあ女装セトどうする? なんかミチーの姉ちんそれぽいの持てるんじなかたけ?」
「うん、僕の家になんかソレぽいものあるから持てくよ」 
「んじあ家戻たら速攻ミチーの家な!」
 それぞれが頷き僕達はそれぞれの帰り道についた。

※※※

「なあ、お前上手いな」
 大ちんが若干うわずた声で言う。
「え? まあね! 姉ちんの手伝たたりするし」
 そんなやり取りはイトちんに女物の服を着せ、ウグをつけメイクをしている最中の事だた。
 というか無我夢中だた。
 何故ならば。
 イトちんが本気で可愛かたからだ。
 なんだこの生き物は?
 本当に男の子だろうか?
 よく見れば長いまつげ、サラサラの髪……そしてその整た顔立。
……ばれないかな?」
 小首を傾げるイトちん。
 なんか目の前が真白になて目眩がする。
 その後の事はよく覚えていない。
 とりあえず大ちんも僕も、あまりの可愛さに驚かすとかそういう次元でなくなてしまい
計画はやる前から失敗に終わ……そして僕は。

※※※

「ねーねー女装しようよー
 姉の声が聞こえる。
「絶対に嫌だ」
 僕は答えた。
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