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第20回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉
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 投稿時刻 : 2014.08.17 15:07
 字数 : 1000
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傾国の美女
゚.+° ゚+.゚ *+:。.。 。.


 かつて「聖戦」で失われた原生林について調べる旅を続けている我々であるが、大陸東部の小さな村で気の触れた老婆に会た。証言としてのの信憑性は薄いと思われるが、参考までに以下に聞き取りの内容を記録しておこうと思う。


 物心ついたときには、神も人も、憎んでいました。
 私の住んでいた村は、神の加護を受けられなくて。大陸の中央の邑は、毎年神からの恵みを受けて豊かだたのに、私の村はいつも実りが少なくて、貧しくて、惨めで、こんなに祈ているのにどうしてて悔しくて。
 そんな私の唯一の希望はね、△△△(聞き取り不能。古代語の名前のようである)でした。二つ年上の従兄弟。狩りが上手で、たくましくて優しい人でした。
 私が12のとき、2年経たら一緒になろうと約束して、彼は中央の邑に稼ぎに行きました。それから1年も経たないうちに彼が死んだと知らされたんです。
 毎晩泣きましたよ。このまま死んで彼のところに逝きたいと思ていました。
 そんな中、中央の邑から使いが来て、村から一人、神への貢ぎ物となる女を差し出せと要求されたんです。
 私は迷わず手を上げました。村には他にも若い女の子がいましたが、未来があた。△△△を失た私にはもう何も残されていないと思……
 こんなことになたのもすべて不平等な神のせいだと思うと、死ぬ前に神に一矢報いてやりたくなたのです。
 私は三賢者に巫女としての教育を施され、たた一人、天上界へ連れて行かれました。そして、あの寂しい宮殿で、あのひとに出会たんですよ。
 私は、神であたあの人を愛してしまたんですよ、男として……気高く、力強く、だからこそずとずと孤独なあの人を……
 △△△を失て何もなくなたと思ていた私が、まさか天上界で人生を新たに始められるとは思いませんでした。
 でもそれも長くは続きませんでした。
 人々は怒り狂い、大陸を焼いて天上界まで責めてきた。
 そしてその戦士の中に、死んだと思ていた△△△が……
 目を疑いました。でも確かに、△△△なんですよ。
 私は△△△への愛は失ていませんでした。でも△△△に捧げるつもりだたこの体は、もうあの人のものになていたのですよ。私は△△△の姿を見て、恐ろしくなて逃げ出そうとしました。でも△は私を逃がしてはくれなか……


 ここで老婆の娘と名乗る女が現れ聞き取りを中断させられる。

 この東の村は原生林が残り怪奇現象が起こると言われる村である。
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