第1回てきすとぽぽい杯(15分拡張版)中止と見せかけ、ゲリラ開催
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原因
投稿時刻 : 2014.09.21 07:55
字数 : 320
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三和すい


 誰かのお腹が鳴た。
 しかも、かなり大きな音だた。
 観客の方までは聞こえる音ではないが、舞台袖に待機していた全員が、一人の男に目を向ける。

「おい。静かにしろよ」
「悪
 と鈴木は謝たが、ふたたびお腹が鳴る。
 白い目を向けられた鈴木は、
「ちと何か食べてくる」
 と言てステージ裏を後にした。

 今日は学園祭の日。朝からドタバタして何も食べていなかた。
 ステージから少し離れた場所には食べ物を売ている屋台がたくさん並んでいるが、買いに行て食べている時間はない。
 鈴木はますぐクラブ棟に向かう。今朝母親が間違て作た弁当が部室にあるからだ。
 ステージの裏方をやりながら弁当を食べればいい。
 その考えが悲劇の始まりになると知らず、鈴木は部室へと急いだ。
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