臨場感がありました。「法螺小説」大賞だから、この手の書き出しなら落としどころは「な～んちゃって☆」的なオチしかないのかなあなどと思って読んでいたんですが、それでも続きがどうなるどうなるとドキドキしながら一気にスクロール！サスペンス的な。筆力のなせる業だと思います。種明かしというかオチがメタ系で、そうきたかやられた！という感じでした。

タイトルだけで「ちくしょーそうきたかｗｗ」といいたくなる圧倒的なインパクト！そして本文もタイトル負けせず面白かったです。こういうの好き。読者を煙に巻くというのか、翻弄しちゃるぜ、みたいなノリ、上手いなあと思いました。ぐいぐい勢い良く読ませてくれる文章が心地よいです。オチも小憎らしくキマってました！

まさかの無限ループって怖くね・・・
クオリティの高い王道法螺話でした。ほんとにそんな伝説とかありそうだななんておもったりｗ　篠近の話だけで終わるのかと思ったら、え、一応種明かしするんｄ・・・また法螺話始まったｗｗ　と意表を突く怒涛のラストでした。法螺にまつわる法螺話、こだわりがあってよかったです。

　みなさまお疲れさまでした。
　大賞に輝いた茶屋さん、山田賞の工藤伸一@ワサラー団さん、森™さん、おめでとうございます。
　そして山田さん、企画運営お疲れさまでした。

　電子書籍出版にあたって、一点修正をお願い致します。
　修正部分は最後の一文です。

「それから六年と七ヶ月が経ち、男は冬雨の名で「第一回　日本法螺小説大賞」に架空の物語を投稿する。」

　の部分を、

「その日からおよそ六年と八ヶ月が過ぎた二〇一三年四月一日、男は冬雨の名で「第一回　日本法螺小説大賞」に架空の物語を投稿する。」

　に修正していただけると助かります。
　お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いします。

　拙作を読んでいただいたみなさま、評価をくださったみなさま、コメントをくださったみなさまに心より御礼申し上げます。
　ありがとうございました。