第25回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動3周年記念〉
 1  5  6 «〔 作品7 〕» 8  20 
コンビニ店員
るぞ
投稿時刻 : 2015.02.14 23:35 最終更新 : 2015.02.14 23:43
字数 : 2139
5
投票しない
目次
 1 
 2 
 3 
全ページ一括表示
更新履歴
- 2015/02/14 23:43:19
- 2015/02/14 23:42:31
- 2015/02/14 23:39:44
- 2015/02/14 23:36:44
- 2015/02/14 23:35:55
1 / 3
コンビニ店員
るぞ


 私、セブンイレブンで、深夜のアルバイトを日・水・金でやておりまして。
 え、その時のことは、よーく憶えておりますよ。
 深夜のお客様は少ないですからね。
 その時は、丁度冷凍室へナマ物を載せた運搬用の台車を押して、搬入しようとしていたところだたんです。
 そうしたら、いきなり、私より背が多分10センチくらいでしうかね、高い同い年くらいの男性が入てこられまして。
 売り物のカターを突然開封して、私に向かて「動くな!! 両手を挙げろ」て突きつけてこられたんです。
 そりもう、びくりしましたよ。
 とりあえず両手を上にはしましたけど、このままじいけないと思いましてね。
「レジへ行かないとお金はあげられません」て言たんですが「そんなことはどうでもいい」と言われてしまいまして。
「人を一人殺した奴にとては、二人目なんて、理由なく殺せるもんだ」て、その人言たんです。
私が「どうすればいいんですか?」と聞いたら、「動くな、俺の前を歩け、レジの方へ」て、カター突きつけられたままあるかされまして。
 でも私、とさに……こう挙げていた手を、陳列してある商品の棚の、一番上の部分、あれにぶつけて、侵入者の頭の上にありたけの商品を落としてやりました。
 当然、彼は怯みましてね。
 で、その隙に私は距離を取て、その……最近はうち、野菜とかも売てるんですけどもね、野菜を入れてあるタライ、あれを持ち上げて、野菜とか入たまま、思いきり相手の頭に打ちつけまして。
 完全に怯んだ相手から、カターを取り上げようとしたんですが、まだ必死に振り回そうとしていたんで、二度三度、なんどもタライで頭をなぐりまして。
 最後はタライがあたた時に、その勢いで彼自身のカターが、こう……彼に突き刺さてしまいまして。
 死んで……なければ良いのですがね。血て、刺さり場所によては、赤いんですね。もと黒色なのには、日常生活でもお目にかかるし慣れていたんですが、赤い血は確か切たらとまらなくてやばい奴ですよね。
 多分……彼はもう駄目でしうね。
 気の毒に……
続きを読む »
« 読み返す