エントリー作品◆第25回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動3周年記念〉ある気象予報士の誉れ(1392字)投稿時刻 : 2015.02.14 23:29最終更新 : 2015.02.14 23:34 その男はかつて世界を救ったのだという。
ひとの吐く息は、白い霧のようになってながれ、つぎの朝には数人の路上生活者...
◆第23回 てきすとぽい杯司書譚 ―未央―(1563字)投稿時刻 : 2014.11.15 23:43 ここには、すべての世界の、すべての書が収蔵されている――らしい。
巨大な等の内部を思わせる円筒形構造。その内部に螺旋階段状の段があって、そ...
◆第16回 てきすとぽい杯終点と最初の作品について(953字)投稿時刻 : 2014.04.05 23:44
お客さん、終点ですよ。 ...
◆第14回 てきすとぽい杯〈オン&オフ同時開催〉♪さようなら、○ちゃん(883字)投稿時刻 : 2014.02.08 19:00最終更新 : 2014.02.08 19:02 大きなキャリーカートを引いたたくさんの人たちが、楽しげな笑みを浮かべて足早に通り過ぎていく。 ...
◆短歌小説コンペおじさんのはなし(31字)投稿時刻 : 2014.02.22 23:10かあさんのからだのうえのごせんえん
おまえをころす ...
◆短歌小説コンペ月と酒(26字)投稿時刻 : 2014.02.11 22:31最終更新 : 2014.02.11 22:32どうどうと
君のまつげに ...
◆第12回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・白〉きみのために。あと余った分をわたしに少し分けて欲しい(427字)投稿時刻 : 2013.12.15 00:12 今でも、夢に見ることがある。
あたたかな母の胸に抱かれてメムっている。その柔らかさ、あたたかさ、乳の香...
◆第12回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・紅〉痾(752字)投稿時刻 : 2013.12.15 00:10 僕の知人が、長い長い撤退線を続けてきた人間にだけ共通する匂いがあるといっていた。 ...
◆第8回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉アルキメガデテル斯く語りき(1000字)投稿時刻 : 2013.08.18 12:36 これは、金魚の口から浮き上がった泡が、水面ではじけたときに聞こえてきた独り言であります。 ...
◆第7回 てきすとぽい杯袋と恋と拳銃について(1670字)投稿時刻 : 2013.07.20 23:30「――党に清き一票を!」
ユンナは目に入ってきた他人の汗に顔をしかめながら、アパートの近くをとおる...
◆第5回 てきすとぽい杯〈平日開催〉ここと、pediophobiaに関して(1695字)投稿時刻 : 2013.05.17 23:32「きみと話すと社会の敵の上位候補者とは思えないな」
中性的な顔立ちの心療内科技師はそんなことを言った。フィクションの世界では...
◆朝の情景コンペ縁側にて月を喫す(1205字)投稿時刻 : 2013.05.16 23:52 NHKの紅白歌合戦を見ながらそばをすすって、テレビを消して。
まんじりともせず夜明けを迎えるのが習い性になってしまった。 ...
◆朝の情景コンペうなぎおんな(2898字)投稿時刻 : 2013.05.12 16:32 三日三晩降り続けた雨がようやく上がった。
ほとんど目には見えないほどのぬか雨であったために、洪水や浸水の起きる気遣...
◆朝の情景コンペ 霧を歩く(1468字)投稿時刻 : 2013.05.06 13:44 空から街中に綿をまき散らした様な霧。呼吸をすれば胸の中までもが霞がかかりそうだ。 ...
◆第4回 てきすとぽい杯麦樹で乾杯(851字)投稿時刻 : 2013.04.13 23:37 お前の暮らす家にはたばこの匂いが染みついている。
そのたばこの匂いが変わっていったのは、お前が中学に通い始めてすぐのことだ...