エントリー作品◆200文字小説コンテスト雨にぬれても(200字)投稿時刻 : 2014.03.31 23:36 壁越しに砂利を踏む音がして、追っ手の気配を感じた。
銃の残弾を幾度も確かめたが、残りは一発。外したら一巻の終わり。思わず喉が...
◆200文字小説コンテスト誰も寝てはならぬ(200字)投稿時刻 : 2014.03.30 13:34 今宵、暗闇で開かれる裁判に、引っ立てられる被告は貴方。法廷という名の王国は、判事である私が女王。そして貴方は奴隷。 ...
◆200文字小説コンテスト黄昏トラム(200字)投稿時刻 : 2014.03.29 01:07 学校からの帰り道。夕陽で街がオレンジ色に染まる中、路面電車の停留所に彼女がいた。 ...
◆200文字小説コンテスト蠢動(200字)投稿時刻 : 2014.03.28 00:07 ねえ「好き」って……。
「なぁ、これからウチにこねぇ?」 ...
◆200文字小説コンテスト簒奪者(200字)投稿時刻 : 2014.03.25 22:42 唇に、すっと伸ばした人差し指をあてて、彼女の背後から、気付かれぬように慎重に近寄る。 ...
◆200文字小説コンテスト照星(200字)投稿時刻 : 2014.03.25 00:04 貴方が誰かと言葉を交わす時、わたしはどうにもならない衝動に駆られて、視界の隅に貴方を捉え、追いかけてしまう。 ...
◆200文字小説コンテスト初めての海(200字)投稿時刻 : 2014.03.23 23:47 母さん。今、あたしは血を流しています。あなたが穢いと嫌った、あなたと同じ朱い血です。 ...