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投稿時刻 : 2018.04.07 20:27
字数 : 200
5
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コメント
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200文字というのを上手く使っている作品だと思いました。台詞で締めるのはやや難しくて、特にこういう芯を語らせるような台詞での締めというのはいやらしさが出てしまうこともあるのですが、この文字数だとそのいやらしさがないですね。200文字だと爽快な締めに感じられて、むしろ美しいです。特殊な技法を使っているわけではないのですが、200文字だからできることというのを強く感じました。
「三途の川は今日も賑わっていた。」「どうしてまだ働くんですか?すぐ天国に行けるのに」「過労で死んだ私は」という三つの叙述に矛盾めいたものを感じます。あるいは設定や背景物語を滲ませていると取ることもできますが。
2018.05.08 18:13

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スマートで面白かったです。
全部200文字なのにこの作品をスマートと言うのはおかしいかも知れませんが、でもそんな感じです。
三途の川が賑わっているということは、このラーメン屋さんみたいな人がたくさんいるんでしょうかね。
悲しいような、ほっこりするようななんとも言えない読後感が好きです。
2018.05.08 21:04

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三途の川が屋台で祭りのように賑わっているという発想が、まず素敵ですね。死後が死後として機能していないようなある種の滑稽さと、ラーメン屋の男の台詞が見せた哀愁がうまく合ってて、面白く読みました。
三途の川なのに「天国」なんだとは少し思いましたが、台詞としてはむしろこの言い方の方がマッチしているかもしれません。
2018.05.09 02:30

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【感想というより個人的な読書メモです。作者様へのメッセージという形に整形してはおりませんので、不躾ですがご容赦ください】
・しんみり系のいい話なのに、最後笑わされてしまったところがすごい。
・冒頭、三途の川に似つかわしくない風景。意外な組み合わせが面白い。その面白さ自体も好きなのだけれど、でも感じたのはショートショートっぽい空気。
・ショートショートなら、オチは「はっ」とさせられたりシニカルだったりすると思う。無意識のうちにそう構えていたところに、普通にものすごくしんみりしたいい話で締める。すごい。そこはノーマークだった。ガラ空きになったボディに余裕の一撃、そのままノックアウト、みたいな感覚。巧みだし、好き。
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現世に未練がある人がお店をやっているようで少し切なかったです。執着から地縛霊になる方も愛故なのかなとどうでもいいことを考えてしまいました。
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