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切り取り
投稿時刻 : 2018.04.09 18:48
字数 : 200
5
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コメント
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一度こういう膠着状態になると誰も動き出せなくなることはありますよね。この場合硬直状態といった方がいいかもしれませんが。
これがただの「彼」のおふざけなのか、あるいは何かしらの超常が働いているのか、本文から得ることはできませんがそれが200文字の基本的な楽しませ方のひとつだと思います。
「僕が時計を見て、あと一分で十五時になろうとしていた。」は「僕が時計を見ると、あと一分で十五時になろうとしていた。」、「そうやって、部屋の中は秒針の音だけが延々と響いた。」は「そうやって、部屋の中に(は)秒針の音だけが延々と響いた。」でしょうかね。文字数がずれるので調整が必要だと思います。
2018.05.08 21:27

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時を「切り取」ったかのような、誰もが静止した空間で、しかし「秒針の音」(=時)だけは変わりなく進んでくという作りが良いですね。誰もが硬直する中で、ただ十五時だけが近づいてくるという構図。
場所等の情報が提示されていると、より締まった内容になったかなと思います。
2018.05.09 02:31

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【感想というより個人的な読書メモです。作者様へのメッセージという形に整形してはおりませんので、不躾ですがご容赦ください】
・面白い。ありえないのに、ありえる話。不条理で不合理なのに、実際にあってもおかしくない場面。むしろありそう、自分もこうしそう、というような。
・ストーリーはきっとないと思うし、いろいろ意味合いを考えたりするようなお話ではない気がする。ただ起こったことだけ書かれていて、それ自体がなんとも奇妙で、味わいがある。面白い。
・実は表題の意味がわかっていなくて、なのに「たしかにこれ切り取りっぽい」と感じているのが不思議。たぶんこのお話、いま自分が考えているよりすごい作品なのだと思う。
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時間の意味について考えさせられる深い作品だと思いました。想いは時間を止められるのですね。考えすぎのような気もしますが。
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