第2回200文字小説コンテスト
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冷血漢
投稿時刻 : 2018.04.16 02:15
字数 : 200
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冷血漢
淡月悠生@創作


老婆に荷物を返して、軽く会釈をして立ち去た。
駅前では国を悪くするのは云々と騒がしい。チラシを断り、待ち合わせより10分早くに着いた。



「素敵な人よね」

友達が目の前でコーヒー2つとジスを頼んだ。

「やぱりそう思う!?誠実だし……

ガラスに語りかけ、彼女は1人で笑う。
僕をめぐて何かあたらしい。詮索するほど気にはならない。

……興味がないだけだよ。君たちの苦痛にも」

責任なら、最後まで果たすけど。
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