← 前の作品へ
次の作品へ →
作品一覧
幻想恋歌
流山晶
投稿時刻 : 2018.04.18 22:40
字数 : 200
5
投票しない


作品を表示
コメント
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
[ コメント本文を表示する ]
初見時は読解に難儀しそうだと思いましたが、インターネット上の恋愛ということで、物語は平易に見えました。最後のあたりはちょっとぼんやりしていますが。インターネットって突然前触れもなく消えることが容易に可能なので、そこが物悲しいところです。
おそらくこの手法できちんと内容が伝わっているかが聞きたい声なのではないかと思いますが、概ね伝わりました。わかりやすさをかなり意識して言葉選びをされているなぁという印象です。
私はこの手法について、200文字という制限の中で多くの情報を詰め込める手法だという見方をしました。しかし本作の情報量ならば、わざわざこの手法を取らなくても十分描けると思います。通常では収められない情報量を詰め込みつつ、しかし読者を置いていかないわかりやすい書き方をする、というのがこの手法の技術の肝なのではないかなと。本作は読者を置いていかないことの比重が大きすぎて、この手法でなければならないという部分が疎かになっているように感じました。
「春霞不明瞭星月 春風揺草木散花」という漢詩風の季節描写、美しいです。
2018.05.09 02:37

※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
[ コメント本文を表示する ]
【感想というより個人的な読書メモです。作者様へのメッセージという形に整形してはおりませんので、不躾ですがご容赦ください】
・おおお漢字多い……漢字しかない……というか漢文かなにかだ……。
・この発想はなかった、的な何か。表意文字の強みというか、漢字だけにすれば情報量は明らかに増える。なるほど。
・また、仮に思いつけたとしても、実践するにはなかなか勇気のいる作戦だと思う。七言絶句だったかなんだかの縛りで文字数揃えないと、みたいな別の制限もかかるので、きっと見た目ほど簡単じゃない。すごい。
2018.05.11 21:15

※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
[ コメント本文を表示する ]
見た目だけ難解ですけど、いざ読んでみると案外すらすらと読めて、工夫して書かれたんだろうなと感じられて良かったです。
インターネット上で長く活動していると、人の動きにもの寂しさを感じることがありますよね。そういう点で感じ入るものがありました。
しかし本作の「我」の場合、「君」は意図的に「我」から離れたと読める面もあり……。一体どんな内容の、あるいはどんな方法で長編を捧げたのだろうと邪推するところもありました。
表現としては、「君紡文字澄水也」という比喩が特に好みです。
また、後半で繰り返された「在電網不知真名 而不知真顔真声」が歌詞のような趣も感じさせて、好みでした。
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
[ コメント本文を表示する ]
漢文は苦手なので苦労しました。すみません。七言古詩の形式で美しくも切ない恋愛を描いていて素敵でした。タイトルを含めて200字だったので、五言詩でまとめて欲しかった気がします。
返信/追記コメントは、こちらから投稿できます
このイベントは、コメント投稿にアカウントが必要です。