第48回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・紅〉
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ノリ
酔歌
投稿時刻 : 2018.12.15 23:46 最終更新 : 2018.12.15 23:48
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- 2018/12/15 23:48:36
- 2018/12/15 23:48:25
- 2018/12/15 23:46:42
ノリ
酔歌


仕事帰りの飲み会で散々楽しんだ後、気が付けば女子社員が帰てしまい男子三傑になていた所、俺は「よし、キバいこうぜ」とふざけて言てしま……

(やべー、男だけでむさ苦しいから冗談交じりにキバクラ行こうぜとか言たら、マジで行く事になてんじんかやべー……今日結婚記念日だよやべー……
「これが大人の嗜みかー!」
「先輩てそういうこと言うキラだたんすね」
(いや、やべー、意外とLINEとかだと下ネタバンバン言うタイプの人間だと思われてない、俺、コレ。そんなことないからね! しかりしてるからね! テメエ後で女子社員(特に向かいの猫好きのKちん)にばらしたりしたら承知しないぞマジ)

「いや、んー、でも、やぱさ、やめにしない?」
「えー! 折角行く雰囲気になてた所じないすかー! しかも言い出したの先輩ですよー
「何か理由でもあるんですか?」
「いやあ、んまあ無いけどさあ、ほら。不健全じん」
「一番不健全なの先輩ですよ」
「そうですよ。じあ予約しときますね。えーと『バリバリシニアNO.1クラブ』と」
「いや、急に真面目じん。唐突に傷つけること言てくるじん。うるせえ、こちは気を使て言てやたんだよ! お前は不健全ていうかKYなんだよ! あと『バリバリシニアNO.1クラブ』て何? 完全に熟女好きが集まるところじん。何、俺てそう見られてんの? 実は裏でそうやて弄てたりするの?」

「いや、でも、たぶん大丈夫すよ」
「いや、ね、ほら『たぶん大丈夫すよ』とかいうじん。『たぶん』てなんだよお前、こちは多分の世界で生きてねえんだよバカヤロー! テメエ! 若い奴こそな、身体大事にしなきいけないんだよバカヤロー
 いやもうなに? なんか人いぱい来だしたよ何? 別にパワハラじないですから!」
……先輩が俺の初めて奪……

「は? いや、は? 何言てんのお前。これお前、完全に俺だけ解雇られちうやつじん。え? 部長に頼んで減給させるぞお前だけ」
「パ、ワ、ハ、ラ」
「パ、ワ、ハ、ラ」
「いや何その『いーけないんだ』みたいなノリ。後、多分パワハラじねーし、セクハラだし」

「よお、お前ら、何してんの」
 俺が振り向くと、そこにいたのはこれまた仕事帰りらしい、部長だ……
「あ、部長! 先輩がセクハ」
「ああああああああああああああああああああ! 何も言てませんんんんん。部長!何でも!無いです!」

「あれ、部長、なんですかその首の、マーク? おしすか?」
(いや、お前、これ……完全に唇の跡じん。部長、もうかましてきた後じねーかこれ! いつの間にかイてたよこの人、めちめち早いてかまだ10時だよ!? いろんな意味で早すぎるよこの人!)
「あ、あはは……気付かなかたよ、ありがとう教えてくれて。おかげで『バリシニ』に通てることばれなさそうだ」
(部長思たより回数刻んでたー、しかも常連ぽいよこれ。だてなんか略しちてるもの。『バニシリ』だもの、一歩先行てるもの)

「ま、まだまだお若いですねー部長……
「部長! 先輩が俺の初めて奪てセクハラしてきました!」
(おい)
「何!? それは本当か!」
「本当です! 自分から誘ておいて、しかも減給する……
「君、いい加減にしないか。こんな若い子に『バリシニ』はち……
「そこじねえし妻いるお前が言てんじねえ!」
「4人で予約しときました」
「いやなんでだよ!」

 4人で行きました。
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