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第13回 てきすとぽい杯
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6人答えられない人は、星5つ
 投稿時刻 : 2014.01.18 23:44
 字数 : 824
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6人答えられない人は、星5つ
しゃん@にゃん革


 その日、クアラルンプールには怒りを秘めた人々が集まていた。
「さて、みなさん。先だての話ですが、いよいよ我々が復讐を果たす時が訪れました」
 テロリストを名乗る一人が、威嚇するような低い声でそう言た。
「それはともかく、この会場に納豆はないのか? 広報部長代理、ちんと説明したまえ。わざわざマレーシアくんだりまで来て、何故揚げバナナなど食わなくてはならん。本来なら、私はいまごろスイミングをしている予定だたのだよ」
「ふよふよ。そうですよ。私だて仙台のスーパーで働いていて忙しいのに。地域活性化のために、また店長と悪だくみ……なくて、斬新なイベントを考えなくちいけないんですよ」
「しかし、納豆部長。我々の統計では、昨年はあなたが一番いじられていたはずです。今は仲間割れをしている時ではありません。力をひとつにして、奴に仕返しをしなければ。月曜と奴は、我々の共通の敵です。我々はそれを確認するために、こうして国際会議を開いていることを、どうか理解してください」
 テロリストが食い下がると、向かいの席の参加者が乾杯を待たずに、手酌で酒を注いでいた。
「そんなのどうでもいいよ。はやく飲もうよ。納豆部長は魔界都市に住んでいるんだから、もうちと割り切てよ。みうらだいちとお酒は今が旬てね。折角のオフ会なんだから、楽しくやらなくちあ。楽しく
「そんなの、どうでもいい。プロコンさいこー。つか、あんた折角なんだかホタルイカの一匹くらい持てきなさいよ。何一人で先に飲んでるの?」
 ほどなくして、「あの、みなさん」という小さな声がテーブルの端から聞こえた。
「一応、幹事は僕なんですが。マレーシアといえば、僕なんですが。無視しないでくださいね。どーじん、よろしくお願いします。無視しないでね」

 こうして、6人によるオフ会は開かれた。
 彼らは一体、誰に復讐しようというのか。
 その具体的な手段とは?
 謎とともに、夜が更けていく2月のマレーシアだた。


 おしまい
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