200文字小説コンテスト
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屍体の其の下には
投稿時刻 : 2014.03.31 03:11
字数 : 200
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屍体の其の下には
工藤伸一@ワサラー団


櫻吹雪を探せども舞い散るはただ血飛沫ばかり。屍体の其の下に埋まていると語てくれた友人の幻視を手掛かりに発いてみたらば本当に種子を見つけた。これを育てれば咲くのだろうが何十年かかることやら。花見なる儀式がこんなに大変だとは思いもよらなかた。屍体を作るのは簡単だたというのに理不尽きわまりない。仕方なく肴を並べた屍体盛りで花を添えつつ一人酒にて夜を明かした。これが意外に愉しめたゆえ来年も殺ろう。
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