200文字小説コンテスト
〔 1 〕…〔 258 〕〔 259 〕«〔 作品260 〕»〔 261 〕…〔 283 〕
そして少女は今日は学校に通う
投稿時刻 : 2014.03.31 23:33
字数 : 200
1 2 3 4 5
投票しない
そして少女は今日は学校に通う
ra-san(ラーさん)


 久しぶりに授業を最後まで受けたあたしは、教室を出ようとしたところで同級生の坂崎に呼び止められた。

「なに?」

 黙って差し出されたのは欠席中に配られたプリントの束だった。ばつ悪く頭を掻くあたしに坂崎が訊ねる。

「梅田さんはなんで学校をさぼるんです?」

 あたしは目をぱちくりさせた。

「教科書を読むより、人を見る方が面白いから」

 そして手を差し出す。

「また遊ぶ?」

 坂崎の顔が赤く染まる。
 かわいい奴、とあたしは思った。
← 前の作品へ
次の作品へ →
1 2 3 4 5 投票しない