更新履歴
- 2014/08/17 12:07:27
- 2014/08/17 12:04:30
- 2014/08/17 11:59:52

このカードを場に出すには、以下の条件を全て満たす必要がある。

・百ターンを超えること
・混沌値が±１０以内であること
・世界の全人口が一億人を下回ること
・【聖者の七人】および【七体の悪魔】のタグが付与されたカードを全て墓地に送ること
・以下のミッションのうち最低でも二つをバッドエンドで迎え、かつそれを乗り切ること
　－【騎士王ロダンの歌】
　－【天使の片割れ】
　－【この世で最も不幸な男】
　－【エルフとダークエルフ】
　－【星が落ちてくる前に……】
・全ての時代においてマスターカードが一度以上転生していること
・自軍の場に存在するカードを全て放棄すること

条件を満たした状態で、「争いは無意味である」と唱えてカードを場に出すことにより、ワールズエンド・ヒストリーに唯一用意された和解の道を辿ることができる。
幾多の歴史を越え激しく競い合ってきた両者。君が相手のことを認めているならば、きっと相手も認めていて、この提案を受け入れてくれるはずだ。

なお第三回ワールズエンド・ヒストリー世界大会がアメリカで開催された際、六時間にも及ぶ激しい戦いの末、前年王者ジャック・フィリップスよりこのカードが提示された。世界中から五千人におよぶ観客がつめかけた現地会場は騒然、動向が注目されたが、挑戦者カット・ロバーツはこれを拒否。場に存在していたラストエクリプスの攻撃でフィリップスのライフをゼロとし、第三回チャンピオンの座を獲得したのである。この結末を記録した映像がＣＮＮやＢＢＣなど世界的なニュースチャンネルを通じて拡散、ワールズエンド・ヒストリーのプレイヤー以外も巻き込む大論争に発展した。「最悪の厄災と呼ばれる【天使の片割れ】のバッドエンドを両者とも乗り切ったことがまず奇跡であり、あの状況で和解を拒み攻撃するとは、ロバーツはなんという極悪非道か」、「ロバーツがラストエクリプスを出した時点で王者側に強力なカードは残っていなかった。ロバーツの行動は妥当であり、むしろあの状況で引き分けに持ち込もうとしたフィリップスのほうが恥知らずである」、「そもそもこのカードが存在する意味は？」などさまざまな意見が噴出し、事態収拾のため当時のアメリカ大統領マイヤーズが会見に臨む事態となった。
なおこの騒動の後にワールズエンド・ヒストリーのプレイヤー人口は急増。第四回大会のＴＶ視聴者数は１０００万人を超え、一躍世界最大のゲームイベントとなったのである。

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