第1回てきすとぽぽい杯(15分拡張版)中止と見せかけ、ゲリラ開催
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ラボラトリー・フード phase2
投稿時刻 : 2014.09.20 23:59
字数 : 529
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ラボラトリー・フード phase2
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 誰かのお腹が鳴た。ような、気がした。。
 幻聴だ、と自分に言い聞かせる。
 聞こえた、ような気がした、のは、昔の漫画ならグオオオ、グオオオ、グオオオ、……という擬音が書き込まれるだろう、ド派手な音だ。こんな腹の音、長らく聞いてない。何故なら、この世界の人間は絶対に腹など鳴らないからだ。
 俺の名前は塚原遥人。中学二年生。食事という行為をしない人類が暮らす平行世界へ突然召喚されて早半年が経とうとしていた。俺を召喚した少女シリーは、最近自分の研究に忙しすぎて、俺を元の世界に戻してくれる約束をすかり忘れている。俺はこの世界の人々たちが飲んでいる栄養ドリンクをもらてはいるが、食べ物を食べないと大変お腹がすき、しう腹の虫が鳴いている。
 突然、またグオオオ、グオオオ、グオオオ、……という音があたりに鳴り響いた。部屋の外からだ、と思い、俺は慌ててドアを開けた。そこには骸骨のような姿をした、シリーの上司が、迷彩服を着て立ていた。
「ドクター・シン!何をやてるんですか」
「うーす、ハルトちん。いつもハルトちんのお腹からしてる音をゲリラ的に再現しようと思たのだがー。」
「えなんでですか?」
「15分拡大してみたけどー。説明するには時間が足りないのだー。」
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