第23回 てきすとぽい杯
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入れ子
投稿時刻 : 2014.11.15 23:45
字数 : 1117
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入れ子
小伏史央


 ぼくは小説を書いている。「入れ子」というタイトルだ。コンテストの締め切りまで時間もない。ぼくは大急ぎでキーボードを叩いた。この頃寒くて、手がかじかんでいるのが難点だな。そう思いながら、文字の埋まていく原稿を無心で目で追いかけ続けている。

 内容はこうだ。

   ぼくは小説を書いている。「入
  れ子」というタイトルだ。コンテ
  ストの締め切りまで時間もない。
  ぼくは大急ぎでキーボードを叩い
  た。この頃寒くて、手がかじかん
  でいるのが難点だな。そう思いな
  がら、文字の埋まていく原稿を
  無心で目で追いかけ続けている。

   内容はこうだ。

     (後略)

     *

 そんな小説を読んだ。ウブ上に投稿されていたその作品は、作者によると「コンテストに出した前衛的な小説」とのことだが、残念ながら下手なメタフクシンにしか見えなかた。引用部分だけでは、メタフクシンかどうかも怪しいだろう。入れ子構造を指していると見られるタイトルもあまりに陳腐である。それに、「前衛的」という言葉はたいてい、読者が処世的に用いるものであり、作者が自らの作品に附す言葉ではない。
 メタフクシンはある作家により一時期隆盛を見せ、現在も公募にはその系統の作品がよく投稿されているという。しかし筆者が見るに、その時期からメタフクシンというものは一切進展していない。メタフクシンはもはや文芸に浸透した普遍物であり、またく新しくないのである。
 多くの作者はメタフクシンを書くとき、「メタフクシンを書くこと」で満足しがちである。しかしこれはまたく新しくない、古くから知られていることをさも自分が初めて発見したかのように見せびらかすこどもの行為となんら変わりない。現代でメタを書くのであれば、より新しく、工夫を凝らしていただきたいものである。

――牛田仁, 2012年, 「メタフクシンについて」, <http:    >, 2014年11月15日アクセス

     *

「冗談も甚だしい。あのPRはまたくの嘘つきだ」(T.ウナー「入れ子」より)



☆作者あとがきのコーナーです
 いかがでしたでしうか??
 筒井康隆の「ビタミン」ほどじありませんけど、こういう架空の引用を連ねて小説を書くていうのやてみたかたんです☆
 楽しんでもらえたなら嬉しいです><
 最近寒くなてきましたね。みなさんも風邪にはお気をつけて……

     *

 というしうせつをサイトでよみました。よくわからなかたです。でも、うしださんは、しうせつをかいているひとのことがきらいなんだなておもいました。

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 読書感想文でウブ小説を読んでくる時代か……。(雑感)

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