てきすとぽい
X
(Twitter)
で
ログイン
X
で
シェア
第2回200文字小説コンテスト
〔
1
〕
…
〔
8
〕
〔
9
〕
«
〔 作品10 〕
»
〔
11
〕
〔
12
〕
…
〔
31
〕
この世界が朽ちゆく終末の夜に
(
和田島イサキ
)
投稿時刻 : 2018.04.05 02:24
字数 : 200
1
2
3
4
5
投票しない
感想:4
ログインして投票
この世界が朽ちゆく終末の夜に
和田島イサキ
和男の尻にぬるぬるした金属の棒を差し込みながら思
っ
た、おれなにしてんのかな
っ
て。
仕方がなか
っ
た。だ
っ
て千円くれる
っ
て言うから。おれには金がなくて、和男は完全に酔
っ
ていた。棒はどんどん入
っ
た。おれも酔
っ
ていた。友達の尻の穴はおれが思
っ
ていたより深くて、そんなことは一生知りたくなか
っ
た。左手に握りしめた野口英世が、尻に入
っ
ていく棒をただ見つめていた。おれも見ていた。よれた英世は死んだ母さんに似ていた。
←
前の作品へ
次の作品へ
→
1
2
3
4
5
投票しない
感想:4
ログインして投票