第2回200文字小説コンテスト
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ある日道行く散歩道で
ぱぴこ
投稿時刻 : 2018.04.04 01:30
字数 : 200
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ある日道行く散歩道で
ぱぴこ


 見慣れない野良猫が現れた。やけに毛並みの整た三毛猫だた。
 思わず近寄てみると人懐こくにあと鳴いた。
「やあ、どこから来たの?」
 声をかけるとその三毛猫はまたにあと鳴いて踵を返す。
「ついていてもいいかい?」
 つかず離れずわたしの先を歩く猫は、神社の境内まで案内してくれた。
「ああ、」
 母猫は仔猫に愛おしそうに頬ずりした。
 わたしは自分のお腹をやさしく撫でながら、先輩ママにありがとうと伝えるのだた。
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