第2回200文字小説コンテスト
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投稿時刻 : 2018.04.07 20:27
字数 : 200
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三途の川
たかはし@普通種を愛でる会


三途の川は今日も賑わていた。
渡し舟を待つ行列や対岸のお花畑もそうだが、手前の河原ではおでんや焼きそば、たこ焼きなど様々な屋台が軒を連ね、お祭りのようである。
「どうしてまだ働くんですか?すぐ天国に行けるのに」過労で死んだ私は、ラーメン屋の男に尋ねた。
「いや、向こうの親兄弟にも会いたいんだけどさ、一人残して来ちまたかみさんが、もう一度あんたのラーメン食べたかた、なんて棺桶の傍で言うもんだからさ」
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