第2回200文字小説コンテスト
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家路
ヒラK
投稿時刻 : 2018.04.22 19:25
字数 : 200
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家路
ヒラK


 夕日がきらきらする川の橋から、えんがまた明日て手を振た。たみちんも夕ご飯だからて、バイバイ。あたしも帰ろて紐の鍵をぶらぶらさせたら、空の大きな星がぴかと笑た。開いたお口に鍵をがちり。
 光の中から優しそうな女の人。近づいてつないだ手があたかい。お母さんかな、違うかな。お歌を一緒に歌う、にこにこ顔がとても好き。ふんわり、すてきな声がふてきて。
「ご飯だよ、お母さん」
 うん帰ろうね。
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