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第2回200文字小説コンテスト
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食いしん坊バンザイ
 投稿時刻 : 2018.04.22 18:05
 字数 : 200
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食いしん坊バンザイ
永坂暖日


 彼はとても食いしん坊でした。
 お腹が空いて仕方がないので、家中の食べ物を食べました。
 家族の分まで食べてもお腹が満たされないので、家族も食べました。
 けれど空腹は癒えないので、とうとう家ごと食べました。
 まだ食べ足りない彼は、隣家を住人ごと食べました。
 村中を食べても飽き足りず、ついには空に手を伸ばし、雲を掴んで貪りました。
 雲を食べ尽くすと、太陽を口の中へ放り込みました。
 こうして、世界は闇に包まれたのです。
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