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反撥
(
金銅鉄夫
)
投稿時刻 : 2019.02.17 20:05
最終更新 : 2019.02.18 21:19
字数 : 3475
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コメント
2019.03.02 03:00
小伏史央
@u17_uina
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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素敵なお話でした。寝起きから登校するまでの様子や母親とのやり取りなど、筆致から非常に空気感が出ていて、好みでした。
そういうリアリティある世界観を形成したうえで描かれる、友情。毎回小説を読んで褒めてくれる友人と、そのことを嬉しく思いながらも褒められてばかりであることに物足りなさを感じてしまう主人公。主人公が失言してしまってからの距離感の置き方や、そこから仲直りに至るまでの描写もとても丁寧ですね。スーパーという舞台設定を活かして、ウェブ小説と試食コーナーを対応させた台詞を言わせたのも上手かったと思います。
この作中作単体に関して言えば、今回の投稿作の中で一番面白かったです。
さて、しかしこの作品はタイトルの通り「反撥」がメインディッシュである、というかのように、上記のエピソードをまるまる作中作という枠に閉じ込めます。そしてそれを読んだ「友人」("僕"の友人)は、「まあ、ふつうかな」と真顔で答える。
ふたりの生徒の友情物語という個人的なエピソードが、作中作として距離を置かれさらに「まあ、ふつうかな」と評価を与えることによって、まるで作者と読者の感想の在り方全体を描き出したかのような、批評性を強めたエピソードに変わる。このオチにはそういう効果があるように思いました。
個人的には素直に終わらせたほうが後味は良かったのではないかと思うのですが、しかし一度築き上げた前提をなかったことにする作為自体は好みです。また、「すごく良かったよ。最後の場面を読むまで完全に騙されてた!」という作中作の一文目が、「作中作」の外であるラストと対応している構図は面白いですね。
誤字等も(おそらく)なく、丁寧さが感じられる良い作品でした。
2019.03.02 20:09
浅黄幻影
@asagi_genei
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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冒頭でキャッチをかけてきたり、日常や所作の描写をそつなく入れたり……。世に言う起承転結などがとても上手で参考になるよい構成の作品でした。
2019.03.02 03:00
小伏史央
@u17_uina
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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素敵なお話でした。寝起きから登校するまでの様子や母親とのやり取りなど、筆致から非常に空気感が出ていて、好みでした。
そういうリアリティある世界観を形成したうえで描かれる、友情。毎回小説を読んで褒めてくれる友人と、そのことを嬉しく思いながらも褒められてばかりであることに物足りなさを感じてしまう主人公。主人公が失言してしまってからの距離感の置き方や、そこから仲直りに至るまでの描写もとても丁寧ですね。スーパーという舞台設定を活かして、ウェブ小説と試食コーナーを対応させた台詞を言わせたのも上手かったと思います。
この作中作単体に関して言えば、今回の投稿作の中で一番面白かったです。
さて、しかしこの作品はタイトルの通り「反撥」がメインディッシュである、というかのように、上記のエピソードをまるまる作中作という枠に閉じ込めます。そしてそれを読んだ「友人」("僕"の友人)は、「まあ、ふつうかな」と真顔で答える。
ふたりの生徒の友情物語という個人的なエピソードが、作中作として距離を置かれさらに「まあ、ふつうかな」と評価を与えることによって、まるで作者と読者の感想の在り方全体を描き出したかのような、批評性を強めたエピソードに変わる。このオチにはそういう効果があるように思いました。
個人的には素直に終わらせたほうが後味は良かったのではないかと思うのですが、しかし一度築き上げた前提をなかったことにする作為自体は好みです。また、「すごく良かったよ。最後の場面を読むまで完全に騙されてた!」という作中作の一文目が、「作中作」の外であるラストと対応している構図は面白いですね。
誤字等も(おそらく)なく、丁寧さが感じられる良い作品でした。
2019.03.02 23:47
金銅鉄夫
@AuCuFeO
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小伏史央
さん
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※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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とても丁寧な感想、本当にありがとうございます。
こちらの意図を、すべて汲んでもらえたような内容で、すごく嬉しいです!
オチについてですが。完成した後も、この作品がお題をクリアーしているのか、悩みました。
冒頭の一文との関連があるとはいえ、指摘の通り、作中作になってないほうが綺麗だと、私自身も感じています。
(お題のために)取ってつけた感が残ってしまったのは、私の実力不足です。
繰り返しになりますが、素敵な感想ありがとうございました。
2019.03.02 20:09
浅黄幻影
@asagi_genei
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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冒頭でキャッチをかけてきたり、日常や所作の描写をそつなく入れたり……。世に言う起承転結などがとても上手で参考になるよい構成の作品でした。
2019.03.02 23:54
金銅鉄夫
@AuCuFeO
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浅黄幻影
さん
への返信
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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わざわざ、感想ありがとうございます!
言われて気づきました。起承転結という基本について、全く意識してませんでした。
「前半と後半で流れやテンポをちょっと変える」という意識しかなかったですw
でも褒めてもらえて嬉しいです!
2019.03.03 20:14
ポキール尻ピッタン
@fumitaji
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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登場人物が生き生きとしていて感心しました。性格が想像出来る言い回しに過不足無い描写が巧みでした。
私たちは並んで歩きはじめる。この過去形じゃない文章を入れたタイミングも気持ちよかったです。あ、サビが来たと高揚しました笑
2019.03.03 20:14
ポキール尻ピッタン
@fumitaji
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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登場人物が生き生きとしていて感心しました。性格が想像出来る言い回しに過不足無い描写が巧みでした。
私たちは並んで歩きはじめる。この過去形じゃない文章を入れたタイミングも気持ちよかったです。あ、サビが来たと高揚しました笑
2019.03.03 21:45
金銅鉄夫
@AuCuFeO
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ポキール尻ピッタン
さん
への返信
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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いつも感想ありがとうございます!
「私たちは並んで歩きはじめる」という一文、書いたことすら覚えてなくて、読み返しました。
言われてみると、そういう読み方ができますね。 なるほどです。
意識して書けていたら、ドヤ顔できたんですけど笑
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⤴
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そういうリアリティある世界観を形成したうえで描かれる、友情。毎回小説を読んで褒めてくれる友人と、そのことを嬉しく思いながらも褒められてばかりであることに物足りなさを感じてしまう主人公。主人公が失言してしまってからの距離感の置き方や、そこから仲直りに至るまでの描写もとても丁寧ですね。スーパーという舞台設定を活かして、ウェブ小説と試食コーナーを対応させた台詞を言わせたのも上手かったと思います。
この作中作単体に関して言えば、今回の投稿作の中で一番面白かったです。
さて、しかしこの作品はタイトルの通り「反撥」がメインディッシュである、というかのように、上記のエピソードをまるまる作中作という枠に閉じ込めます。そしてそれを読んだ「友人」("僕"の友人)は、「まあ、ふつうかな」と真顔で答える。
ふたりの生徒の友情物語という個人的なエピソードが、作中作として距離を置かれさらに「まあ、ふつうかな」と評価を与えることによって、まるで作者と読者の感想の在り方全体を描き出したかのような、批評性を強めたエピソードに変わる。このオチにはそういう効果があるように思いました。
個人的には素直に終わらせたほうが後味は良かったのではないかと思うのですが、しかし一度築き上げた前提をなかったことにする作為自体は好みです。また、「すごく良かったよ。最後の場面を読むまで完全に騙されてた!」という作中作の一文目が、「作中作」の外であるラストと対応している構図は面白いですね。
誤字等も(おそらく)なく、丁寧さが感じられる良い作品でした。