てきすとぽいトップページへ
第10回 文藝マガジン文戯杯「気づいて、先輩!」
 1  4  5 «〔 作品6 〕» 7  18 
サクラ先輩と私
 投稿時刻 : 2020.01.28 20:45
 字数 : 970
5
投票しない
目次
1. 私は迷い猫だった。
2. ある日、さくらさんとおとうさん、おかあさんと散歩に出かけた。
全ページ一括表示
1 / 2
サクラ先輩と私
樋口幸人


 私は迷い猫だた。
 私は、産まれた許りの頃、母猫と遊んでいたら、いつまにか巣から離れて、戻れなくなた。
 そんな、私を拾てくれたのが、今のおとうさんとおかあさんだた。
 夫婦が公園でご飯を何日も食べられずに泣いていた時に気づいてくれた。
 それで今の家に来た。
 おかあさんからは、母猫と同じ香りがした。
 それで懐いて、今は、私はこの家で落ち着いている。
 この家には先住犬のサクラさんがいた。
 サクラは四歳になる柴犬の女の子だ。
 芝犬としてはあまり大きくなかた。
 それでも私よりは大きかた。
 サクラさんは私がこの家に来た時、私をなめてくれて一目で気に入てくれた。
 私とサクラさんは姉妹になた。
 サクラさんと私は一緒にひだまりで寝たりして仲良しだ。
 ただ、夜、おとうさん、おかあさんが寝る時、寝場所でもめる。
 サクラさんもわたしもおかあさんの布団の中に入りたいのだ。
 子猫の頃は、私は室内で生きていた。
 窓から外を眺めていると、サクラさんが来て、二人でのんびりと外を見ていた。
 そうするといつの間にか、サクラさんによかかりながら、私は寝ていた。
 それでサクラさんに怒られたことはなかた。
 私が一歳ぐらいになる頃、ご主人、今はおとうさんがサクラさんが散歩に行くと、私がさみしがることに気づいた。
 そして、おとうさんとおかあさんはサクラさんと一緒に私を散歩に連れて行てくれるようになた。
 もちろん、私にもリードをつけてだた。
続きを読む »
« 読み返す