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第20回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉
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言霊の氷縛(魔法カード)
 投稿時刻 : 2014.08.30 06:35 最終更新 : 2014.08.31 14:13
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更新履歴
- 2014.08.31 14:13:53
- 2014.08.30 06:35:55
言霊の氷縛(魔法カード)
三和すい


 酔いどれペンギン剣士は、仲間とともに魔王の城にたどり着いた。
 広間に入た途端、向けられる殺気。
 酔いどれペンギン剣士はゴルフクラブを抜き放ち、飛んできた何本もの投剣をキン、キン、キン、とゴルフクラブで弾いた。
「誰だ!」
 と仲間が叫んだ時、すでに酔いどれペンギン剣士は走り出していた。
 物陰から現れた敵をさと見回し、
――――!)
 酔いどれペンギン剣士は息を呑む。
 敵の中に、知た顔があた。
 迷わずその男の元に駆け寄ると、渾身の力をこめてゴルフクラブを振り下ろす。
  ガ
 鋭く重い一撃は、敵の男の剣によて弾かれた。
 酔いどれペンギン剣士は崩れた体制を整えつつ、慎重に男との間合いをはかる。
……間違いない。アイツか)
 目の前にいるのは、かつて同じ師の元で剣の腕を磨いた男だた。酔いどれペンギン剣士と肩を並べながらも、師と意見が合わず、国を去た男だ。
 彼は、強い。
 戦いが長引けば、不利になるのはペンギンの姿をした自分だ。こちらがペンギンだと油断しているうちに方を付けるしかない。
 ゴルフクラブを構えつつ、腰にくくり付けた出刃包丁にそと手を伸ばした時だた。
……貴様、◯◯○か」
 人間であた頃の酔いどれペンギン剣士の名前を、男が口にした。
「今の太刀筋、その構え……覚えているぞ。貴様、○○○だな」
「バレたか」
 酔いどれペンギン剣士は、出刃包丁を右手で引き抜くと、左手でゴルフクラブを構える。
「そのペンギンと知り合いか?」
 側にいた魔王軍の青年が、かつての同胞に声をかける。
「ああ。昔、同じ師の元で剣を学んだ仲だ。この国で名の通た剣士だたが、妻がいる身でありながら他の女に手を出し、地位を奪われ国を追われた愚かな男だ。魔女の呪いにかかたと聞いていたが、まさかこんな姿になていようとはな」
「ほう」
 魔王軍の青年は酔いどれペンギン剣士を見つめると、ニヤリと笑た。

「そんなふて(太い)体で不貞をするなんざ、不逞野郎だな」

 太いと不貞と不逞をかけた(本人にとては)渾身のダジレに、その場にいた全員が凍り付いた。
 ただ一人を除いては……

【効果】
 その場にあるすべてのカードを凍り付かせ、1ターンだけ行動不能にできる。
 ただし、氷属性の攻撃に耐性があるキラクター(ペンギンさんとかペンギンさんとかペンギンさんとか)はこの効果を受けない。

【注意】
 このカードを使用する際、プレイヤーは何かダジレを言わなければならない。
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