第2回200文字小説コンテスト
 1  4  5 «〔 作品6 〕» 7  31 
おかえり!
投稿時刻 : 2018.04.03 19:01
字数 : 200
5
投票しない
おかえり!
浅黄幻影


 人というものが笑うから嬉しくなるのか、嬉しいから笑うのか、僕は知らない。でも、きみが笑うから僕は笑うことができるんだ。たとえ世界が終わるとしても、きみが笑てくれるなら、僕は笑える。でも世界が本当に終わるなら、僕はきみと一緒に笑てはいられないんだ。僕はきみの笑顔を残して、戦わなければならないかもしれない。それでも僕の背中を見てきみが笑て、僕も笑てきみと別れ、いつか最後に二人で笑えたらいいな。
← 前の作品へ
次の作品へ →
5 投票しない