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進んでいくと、別の入口から入った戦士と邂逅した。
「あ、お兄様!」
彼はあなたの兄だ。そしてあなたの夫となる人でもある。
「おお、妹よ。無事だったか!」
兄は顔を綻ばせた。あなたは兄に抱き着き、その鎖骨のにおいをかぐ。
またこれをかげるなんて、ああ、生きていて良かった!
「なんと、おぬしら兄妹なのか……それは残念なことじゃ」
魔物が悲しそうに言う。
「なんだそれは」
「ここから出られるのは一人だけなのじゃ。そういう結界が敷かれておる」
つまり、お兄様と殺し合いをしろと?
あなたは首を振る。
「そんなことをするくらいなら、ここで暮らしたほうがましです!」
「ああ、その通りだ。そうしよう」
こうして、ふたりと魔物は洞窟の中で暮らすようになり、そこで子をなし、一族をなし、そのうち結界も破り村を滅ぼし、幸せに暮らしたそうな。
めでたしめでたし。
GAME CLEAR!
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