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ある意味、異世界モノ、いや異社会モノですね。
喪失と救済の物語を鴉という違う社会の住人に理解、解説させる手法が良かったです。人間だけで展開すると気持ちが留まったまま話が進行しない構成になったと思いますが、第三者が理解を深める展開を用いたことで物語に推進力が生まれています。
死者の旅として理解しましたが、このイベントの要項②「実在の場所を旅の目的地とする」を鑑みると、目的地がフィクション上の場所となっているので、実際に存在していても実在しているどうか企画者に判断できなません。作品内容は良しとしても企画に沿った作品と言い切れない部分があるので、そこが惜しかったです。