評点はつけていません。まさか、今回も家族を主題に持ってくるとは思わなかったです。すずはらさんはたしかに発想も豊かで文致もある。ただ、毎回、同じ主題、同じようなシチュエーションのオチ。良くも悪くも読者を裏切らない。たしかにレギュレーションには合致しているから問題なしでしょう。ただ、すずはらさんは実質、文戯のトップ執筆家。その人物が毎回、同じ球しか投げないでいいのかはご自分でよくお考えください。ぶっちゃけちゃえば山田佳江さんとどうして差がついたのかを考えたらいいと思います。彼女はてきすとぽいの古い常連だったでしょ?今はKDPのインディーズ作家でトップクラスの書き手になっている。
◆ 『花を授ける』にコメントされました。
2021.02.15 00:09
評点はつけていません。レギュレーションには合致しています。たしかにこのコンペは小説やストーリーのあるものには限定していません。ただ、そこまでの言葉遊び。なにを作者が書きたかったのかがわからず。言葉と言うもの持つ役割の思考・考えが見えなかったです。女子高生のささやかな楽しい時間なんでしょうけど……雰囲気はわかるけど、伝わってくるものがない。女子高生の持つ刹那な時間と言う感じがしないで、この時間が永遠に続くような感じ。ただ、そういうセカイ系は個人的には苦手で。コロナで永遠なんてないってわかったのが私の個人認識なもので。学校にしても、多くの授業がリモートになっている現実もあります。
◆ 『待宵月』にコメントされました。
2021.02.15 00:10
評点はつけていません。「待宵月」ってなんて読むの?「待いの宵月(まつ(これも「つ」か「ち」か定まっていない)よいのつき)」と言う日本語はたしかにある。「待宵月」は俳句の季語でもない。この解釈を読者に投げるのは、あまりに乱暴。「晩春の宵は恋思い」が問題で。「待宵月」旧暦8月14日の宵。よく季節感がわからない。旧暦の8月は新暦の秋のはず。一体、どの暦で書いているかが理解できない。だから、言葉遊びの側面がどうにも目立って。レギュレーションは満たしている。ただ、それを転がすことに成功しているとはいいづらい。視点が定まっていなくて、土台がぐらぐらしている。三人称と一人称の整理がなされていない。「俺」の「富士男」の視点と作者の視点か第三者の視点がこの程度の分量がごちゃごちゃ。
◆ 『クローバー』にコメントされました。
2021.02.15 00:11
評点はつけていません。感想ではなく苦情です。レベルは毎回、高いです。そりゃ、そうです、いつも締め切りぎりぎりですから。たしかにトップ3に入るでしょう。ただし文戯をリードする気があるなら、あなたがファーストペンギンになるべきです。そりゃ、他の作品を読んでから書けば、違う球を投げられます。先行ランナーが不利になる、このシステムの脆弱なところでもあるんですけどね。感想に関しては書きません。
◆ 一覧ページにコメントされました。
2021.02.15 00:12
全体総括として、あえて書かせていただきます。
そろそろ、お題を出す時に、「なぜ」ゆえにそのお題になったかの理由をちゃんと述べるべきでしょう。
毎度のことながら、お題と意図が読み取れず。
笑点の大喜利と同じ。
まさか、プロ小説家さんが自分の読んだことがないものを読みたい、それをお題にしているなら、それはそれではっきりと言えばいいのに。
学校のセンセイだって、課題を出す時に理由を言わないのは無能な教師で、昨今なら教育委員会で大問題になります。
そんな俳句教室やシナリオ・スクールは残念ながらないっす。
シナリオ・スクールだと、講師がお題を出した時はある程度、お題の例としてイメージを提示します。
NHK短歌でも題に対して、例を出す。
ただ、短歌、俳句の投稿ってのは選者を選ぶんだよねぇ。
(文芸で飯を食っているなら当然、知っていると思いますが)
ただ、講師はイメージに囚われちゃだめよと注意はありますがね。
少なくともタグのお題あり、商業のWeb投稿サイトのコンペでも残念ながら「なぜ」がないサイトはありません。
倉庫のピッキングの流れ作業の指示みたいになっています。
お題がこれなら売れると思うなら、そう言っちゃえばいいんです。
商業主義でもけっこう。
それすら編集長は言っていないでしょ?
時流を読んでいる感もない。
俳句の季語とはあきらかに違う。
これ商業誌の掲載を争うコンペでしょ?
投稿者を売上のための流れ作業のギグワーカーと思っているなら、それはそれで構わないですが。
ハーパーコリンズがどうだったかは知らないけどさ。
まぁ、俺の作品に評点1が2票確実に入るでしょう。
掲載なんてもともと考えていなかったです。
ファーストペンギンの役割をしただけと思っています。
編集長がアマチュアならともかく、プロ小説家でしょ?
◆ 一覧ページのコメントに返信されました。
2021.02.15 12:42
貴重なご意見ありがとうございました。今後の企画に役立たせていただきます。
shitamachi-taro様の考えに賛同する方が増えるといいですね。
頑張ってください。
※ 作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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夢と現実の境界が曖昧だったり、思い出と今現在が混ざって存在している方々を相手に、私もこの話に登場するヘルパーの方と同じ仕事をしているので、ヘルパーさんの目線で読んでしまいます。
主人公はまだまだはっきりとした認知機能を持っており、今現在は体調を少し崩した中で夢と思い出が現実と重なっているのかも知れません。
キューブラー・ロスの「死の五段階受容」と言う説があるのですが、
1.否認(そんなはずはないと言う強い否定)
2.怒り(なぜ自分が……)
3.取引(延命への交渉を行う)
4.抑うつ(無力感)
5.受容(運命を受け入れる)
死と言うか、老いに対しても繋がると思います。
過去の自分の後悔や、歳をとって行き、体の自由が効かなく、自分の思うように行かなくなる事への苛立ちと焦燥感。
それが過去の自分への後悔や羨望にとって変わってしまうのでしょう。
些細な事への苛立ちは、それらが全て繋がって今の自分があるという事を受容できることになるのかも知れません。
それでも、普段は「もうね、長生きしてもしょうがないから、朝起きるたびにね私は思うの。お父さん(旦那さん)早くそっちに連れて行ってちょうだいって。子供たちも何人も私より先に逝っちゃってるから私もそっちに行きたいのって」という97歳の方がいるのですが、体調を崩して呼吸が苦しくなった時に、聞いたことが無いような大きな声で「助けて‼︎」と叫んでいたのが、人間の根本だなと思ったりしました。
何歳になろうとまだまだ生きていたいのだと。
別の方で今年100歳になる方がいるのですが、夜中に起きては「煮付けを作らなきゃいけないの。材料はどこにあるかしら?」と車椅子で徘徊を始める元気な方なのですが、その方も少し体調を崩すと泣きながら大きな声で「まだ死にたくないの‼︎」と叫ぶわけですがとても元気です。
認知機能が高い人も、低下している人も高齢者に言えることは、「自分本位」になっていくことが実感として思っています。
「腹減った」とずっと繰り返す人や、「助けて〜」と一日中叫んでいる人。転倒するのに歩こうとする人。そんな方々を介助しているヘルパーさんには、怒鳴られる程度なら日常的にあることだなと思ったりしました。
◆ 『花を授ける』にコメントされました。
2021.02.16 14:42
赤ん坊には赤ん坊独自の意思の伝達方法があり、それでお互いに意思の伝達を行い会話の様な事をしているという説がありました。その中でこんな高度な会話がなされているとすれば、それはそれでホラーです。
そこに面白さを求めたわけではないでしょうが、自分にはそう感じられました。
◆ 『待宵月』にコメントされました。
2021.02.16 14:50
思い、思われ、それが時代の波というやつで引き裂かれ、悲恋となったのだと思うけど、最後がちょっとぼんやりしいて、どんな形に終結したのか自分の理解力では無理だった。
◆ 『クローバー』にコメントされました。
2021.02.16 15:01
今回は本当に書けなかったんですよ。確かにどんなのが投稿されているのかは見てます。どんな感じでお題を消化しているのか?みたいなのを。それでも今回は最終日の午前8時くらいからじゃなきゃ纏まりませんでした。10時から22時まで仕事だったので、現実的には本当に執筆できる時間が最終日の二時間くらいでした。
最初の頃は「時をかける少女」的なラベンダーを使ってタイムリープものを考えたのですが、お題とどうしてもマッチしなくて諦めました。そこで自分の実体験として「四つ葉のクローバー」を意味深で貰った記憶があったので、実体験をもとに、あり得なかった結末を書きました。
実体験でその意味を聞くことはありませんでしたが、物語で聞いてみたわけです。
それが出てきたのが最終日だったので、お題は難しい。
今回は書けなくて参加できないなと、書き始める一時間前まで思ってました。
◆ 『花を授ける』にコメントされました。
2021.02.20 17:55
>産道に擦れて少し赤くなっているほっぺた ぎゅっと握った小さな手には
>砕いたアーモンドみたいに小さな爪がちゃんとひとつづつ。
素敵な描写です。
そこに居るのが天使だとか妖精だとか、その辺りには説明がなかったのが住谷さんらしいけど、伝わりにくかったのが残念、かなと思います。住谷さん以外誰にも書けない、この感じ、いいなと思いました。
◆ 『待宵月』にコメントされました。
2021.02.20 17:58
「ふじ」に意味を当て、「藤」に絡めとられて命尽きた 壮絶な愛の物語と読みました。七五調の文体も、語り手の入れ替わりも意識的にされていて、上手いと感じました。
感想、叱咤激励、有難うございます。創作活動についての反省点なども、心に留めさせていただきます。
それぞれのご自身の想いや経験などを思い起こし、聞かせて頂くのが嬉しくて Blogやホームページに拙作を掲載してきました。有難うございます。
※ 作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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素敵な作品読ませていただき、ありがとうございます。長く生きていると、素直に言えなかった事がどんどん積もっていって、忘れていって…そう言う事って本当は大切な事だったりするんだと思います。花の香りや誰かの何気ないひと言をきっかけに、そう言った忘れられた大切な事に気づくと、あのバスに乗れるのでしょうか。お父さんはあのお屋敷の女の子の事をどう思っていたのかなぁって考えると、ふふふって小さく笑ってみたくなりました。頑固者でちょっと怖いけど、このお父さんとお話がしてみたくなりました。
◆ 『花を授ける』にコメントされました。
2021.02.21 01:22
※ 作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございます。読後すぐに、『眠れる森の美女』のオーロラ姫の誕生日に3人の妖精が美しさ、歌声、希望をプレゼントする場面を思い出しました。作中のように、生まれてきた赤ちゃんは誰でもお花を授けられ、生まれてきた事を祝ってもらいたいなぁ、と思いました。昔赤ちゃんだったアタシはどんなお花を授かったのかなぁ、なんて思ってみました。
◆ 『花を授ける』にコメントされました。
2021.02.21 01:26
同じコメントが重複してしまいました。削除の仕方が分からず、すみません。
◆ 『待宵月』にコメントされました。
2021.02.21 02:00
※ 作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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感想、評価ありがとうございます。題名の『待宵月(まつよいつき)』は月の満ち欠けの呼び方(月齢)で、十五夜の前日、十四夜の事です。作中の幾望(きぼう)も十四夜の事です。今回は『待つ』をテーマに作りました。満月を待つ、春を待つ、結婚を待つ、再会を待つ…。それと、いくつかの試しみもしてみました。構成は歌舞伎を参考にし、女語り→男語り→語り→男女語り→語り、幕。みたいな感じです。内容もセットと言うか対にした部分があります。1番こだわったのはリズムと発音です。冨士男-不死男-藤男、幾望-希望、肢体-死体…。目で読んだ時と耳で聞いた時では少しニュアンスが変わるかなぁと思います。最後に読み返してみて、冨士男の執念を怖いと思いました。この人、死んだ時からすみれをあの世へ連れて行く気だったんだろうなぁ、だから謝ってたんだろうなぁ。最後に気づいたアタシ、なんだろうなぁ…。藤の花の香りを感じいただけたらうれしいです。
◆ 『花を授ける』のコメントに返信されました。
2021.02.21 19:07
コメントの重複投稿が防止できていなくて申し訳ありません<(_ _)>
後から投稿された同内容のコメントを削除させていただきました。
◆ 『クローバー』にコメントされました。
2021.02.21 20:16
※ 作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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五十七枚のクローバーについての会話や考察しているところがツボでした(笑)。
コメントで仰っている「実体験をもとに、あり得なかった結末」を書くというのもいいですね。四つ葉のクローバー探しやしおりにした思い出は共感する人も多いでしょう。貧しさからいじめを受けていた女の子が庇ってくれたことのある男の子と一緒にクローバー探しができて、後々巡り合って結婚までできるという、幸せな物語だと思いました。ラストでの「復讐よ」の台詞はドキリとさせられますが。
◆ 一覧ページにコメントされました。
2021.02.22 03:30
まぁ、事前に了解していたけど、必ず評点1を入れるのが2人いる。
票数が多い人で10票。
この文戯の賛同者が実質10人ってこと。
投稿者は実質4人。
投稿者=投票者とは言い切れない。
さて、文戯杯が本当にインディーズ文芸界隈で支持されているのか?
オルタナには確実に負けている。
◆ 『クローバー』にコメントされました。
2021.02.24 15:28
57枚のクローバーについての会話はお気づきと思いますが「秒速5センチメートル」のあのシーンをイメージしています。
基本的に自分は実話ベースについての話しか書けないので、実際にはなかった結末、もしくはちょっとだけ事実と違う結末みたいな話ばかりを書いています。
ここ最近は幸せな結末ばかり書いているような気がしますが、本来はネガティブ思考なので割と暗い結末が多い気もします。
最後の復讐と言う言葉は照れ隠しなんです。
◆ 一覧ページのコメントに返信されました。
2021.02.26 07:29
文戯が支持されているかを気にされているようで、どうもありがとうございます。
オルタニアはとてもおもしろいSF雑誌なので、私も毎号楽しみにしております。
shitamachi-taro様の場合は我々の支持よりも、ご自身の作品、また人間性が支持されるよう気にされたほうが良いと思いますよ。
もう二度と我々に関わらないようにしてくださいね。
※ 作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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テンポもよく表現も洗練されていて、読んでいてとても心地よいです。
冒頭の闇と末尾の日差しが巧みに対となっていて、構成も見事だと思いました。
◆ 『花を授ける』にコメントされました。
2021.02.26 11:42
※ 作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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登場人物と舞台を描くだけではなく、登場人物と舞台を包む空気を描けるのは住谷先生独特の武器だと思います。
人がなにかに思いを投影するという意味では、花言葉の本質をついた作品といえます。
◆ 『待宵月』にコメントされました。
2021.02.26 11:55
※ 作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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リズムがとても好みでした。句読点がいい感じの休符になっていて、文章がメロディーになって聴こえてくるようでした。
映像として読んでもカットバックが巧くて良かったです。特に後半は情景描写と比喩の振れ幅が大きく、物語にダイナミズムを生んでいました。
◆ 『クローバー』にコメントされました。
2021.02.26 13:33
※ 作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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アマゾンプライムに秒速5センチメートルがあったので再視聴しようと思ったのですが、心にダメージを負いそうな気がしてやめました笑
それはさておき、ギネス記録より1枚多い57枚のクローバーと通常よりも1枚多い四つ葉のクローバーの差が、彼女と主人公の幸せの価値に対応しているような気がして考えさせられました。彼女がどんな感情で主人公に手伝わせたのか、どうやって誘ったのかが気になります。
※ 作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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詩の反復法を用いた冗長な文章も気にならず、リズムよく読めました。
「樋口はラフレシアに受粉させられて狂った。」の一文で済む内容を詩で表現するならば、前半の打ちのめされた理由にも比喩を使ったほうが良いでしょう。
※ 作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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全体的に文章が説明不足で伝わりにくいです。言わんとすることはある程度推測できますが、推測のまま読み進めていくことになるので、作品に集中できません。
テロリストブルーアイリスにたどり着くまでに4人も殺されているのが、警察の無能さを書いているのか、単に設定が破綻しているのか判別がつきません。
ファーストペンギンを自称するのであれば、もう少し作品をちゃんと仕上げてほしかったですね。