第25回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動3周年記念〉
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コンビニ店員
るぞ
投稿時刻 : 2015.02.14 23:35 最終更新 : 2015.02.14 23:43
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「なるほど。監視カメラはその男が細工した、同僚をあらかじめ殺すために、自分はそこへ鉢合わせただけ、という筋書きですか……
「それにしても、日本の教会でも、こうやて懺悔て聞いてくれるんだな。神父さんて、警察には言わないでいてくれるんだけか。自首するかどうかは、ま、これから決めるよ」
 私は懺悔室で、その男の告白の内容を理解した。
 彼がその気にならなければ、真相は永遠に藪の中になてしまうのだろう。しかし、告解は警察にも他言しないように誓約している。これは秘蹟なのだから、警察にも言えないことだ。
「それにしても……本当に、人格が切り替わるみたいに、話し方が変わりますね」
「なんつーか、俺その時の自分のモードになた方が、その時のこと思い出して喋りやすいんだよ」
「それにしたて、声のトーンまで、あなた完全に別人でしたし」
「なんなら、もういぺんお披露目してやろうか?」
 濁声がやみ、少し間を空けると、溌剌としたまるで別人のような澄んだ声で、男は再びしべりだした。
 懺悔質の構造上、顔まではきりとは見えないが、セブンイレブンのエプロンをしたその男は、きとそれはそれはにこりと営業用の笑顔でいるのだろう。
「え、え、焦りましたよ。あの時は。暇つぶしに絞殺した同僚を、運搬車に詰めて冷凍室へ運ぼうとした、その矢先に入てきたお客さんに目撃されてしまた、その時は……。一人殺した者は二人でも殺す、て実に名言でしたね。え、彼が私にした警戒は、とても正しかた。間が抜けていたのが、彼の運のつきでしたが……面白い人だたんで、残念です」
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