第2回200文字小説コンテスト
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舞う桜
あち
投稿時刻 : 2018.04.05 02:14 最終更新 : 2018.04.06 13:22
字数 : 200
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更新履歴
- 2018/04/06 13:22:23
- 2018/04/05 20:36:28
- 2018/04/05 02:14:25
舞う桜
あち


 「もう忘れたら?」
キミの呟きと風に舞う桜の花がボクをざわつかせる。
 「そうだね。」
ボクはどこか遠くを見ながら返事をした。
 忘れるなんてできない。忘れたくない。桜の花と一緒に新しい世界へ飛び込ん行たあの人。にこり笑てボクの前から消えたあの人。
 地獄の釜で焼かれてもアナタを思えるのなら、それでいい。心の中にずとアナタを住まわせる事ができるなら、それでいい。
 風に舞う花をアナタも見ているのだろうか。
 
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