エントリー作品◆第57回 てきすとぽい杯Rove(1040字)投稿時刻 : 2020.06.13 23:12 高校生の頃に恋にあった。ただ同じクラスで、同じ部活で、特別に接点があるわけでもなかった。ただ私はその長い髪と、突然湧き出てきた言い知れぬ恋愛感情に身を...
◆第56回 てきすとぽい杯アイノウ(1479字)投稿時刻 : 2020.04.18 23:44 かなり長い時間を費やして移動してきた。時計もかなりの損壊が見られ、途方もない旅だったが、物資を補給することは容易かった。浅黒い羽織は身長を十分カバーで...
◆第48回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・紅〉ノリ(1438字)投稿時刻 : 2018.12.15 23:46最終更新 : 2018.12.15 23:48仕事帰りの飲み会で散々楽しんだ後、気が付けば女子社員が帰ってしまい男子三傑になっていた所、俺は「よし、キャバいこうぜ」とふざけて言ってしまった…… ...
◆第45回 てきすとぽい杯厭世始めました(1847字)投稿時刻 : 2018.06.16 23:43 『東京気象研は今朝6時ごろ「今月11月頃に気象が大きく変動する可能性がある」と関係各所へ通達し、その内容は依然として完全公開されていません。』 ...
◆第44回 てきすとぽい杯イデアル(793字)投稿時刻 : 2018.04.14 23:28――あの日の事、よく覚えている。
確かその日は、進路希望用紙の提出日で、信と帰りにアイスクリームを食べに行...
◆第43回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動6周年記念〉形象彼女(1147字)投稿時刻 : 2018.02.17 23:31 学校はあくまで一つの区切りでしかないが、私こと小町はかなりの化け物、いや、狂い者だと言っていいだろう。無駄に柄の濃いマフラーや口紅をして会話する女子を...
◆第42回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・白〉雲のささやく身体(3242字)投稿時刻 : 2017.12.09 23:57 奇妙なほどに蒼く、空は輝いていた。水面に反射する青すぎるくらいの蒼空。口から出る息は白く、辺りを漂う大きな雲と同化してしまう。そう、やけに透き通ってい...
◆第2回文藝マガジン文戯杯窓辺の黒白(5321字)投稿時刻 : 2017.11.01 23:17「さようなら、中学校よ!」
黒板に赤く刻印されたその文字は、かつて野球部部長が記した物だった。そして...
◆第41回 てきすとぽい杯この悪魔め(1922字)投稿時刻 : 2017.10.14 23:35最終更新 : 2017.10.14 23:37 母は、現代を走っているはずの私よりもずっと、現代っ子だった。私が出版社からタクシーを走らせる間、私とメールをしていた。 ...
◆第一回文藝MAGAZINE「文戯」BUNGI杯女子タイプM(4011字)投稿時刻 : 2017.09.02 06:07最終更新 : 2017.09.02 18:48 先日、三稲の家が燃えた。
いつも通りの日常を高校で過ごして、チャリんこに乗って坂を下って。家に着く...
◆第40回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉光の君(1000字)投稿時刻 : 2017.08.20 06:02最終更新 : 2017.08.20 06:327月20日
何もない、退屈な日常が始まりました。 ...
◆第39回 てきすとぽい杯扉互秘関(1343字)投稿時刻 : 2017.06.17 16:01 こんにちは、トイレです。
都内の公園に建てられた小さな一角。そこに私はいます。別段高性能なわけでは...
◆「覆面作家」小説バトルロイヤル!君がいないので(4049字)投稿時刻 : 2017.07.09 14:48最終更新 : 2017.07.09 14:51お題:純愛/懊悩
――カフェに音楽が広がる。バスドラムの広がりと高周波のヴァイオリンが奏でるリ...
◆「覆面作家」小説バトルロイヤル!今は亡き王妃のためのリコルダンツァ(4051字)投稿時刻 : 2017.06.13 22:14最終更新 : 2017.07.03 00:23お題 純愛/ゴーストタウン
ある日、人が消えた。 ...
◆第38回 てきすとぽい杯「超ドベタ恋愛ストーリー」(1781字)投稿時刻 : 2017.04.15 23:34最終更新 : 2017.04.15 23:43窓からくる暖かい日の中に、君がいたという事だけ覚えている。
ピッ、ピッ、ピッ。 ...
◆第37回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動5周年記念〉一報(585字)投稿時刻 : 2017.02.18 23:22最終更新 : 2017.02.18 23:27「臨時ニュースをお伝えします。宇宙次元三Z-五X-八Y地、三次元空間住居にて火災が発生しました。 ...
◆第37回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動5周年記念〉核兵器ください。(767字)投稿時刻 : 2017.02.18 23:00 寝込んだままじゃ、外の世界のことが分からないや。テレビでも見ようか。なんて、しょうもないことからこの物語は始まった。――執筆 金鶏 ...
◆第36回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・白〉「はいけい」(275字)投稿時刻 : 2016.12.10 23:29砂はまに立って、海を見ています。
日がかたむいてきました。波は通りましたが、船は通りません。 ...
◆第36回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・白〉どうぶつじかん(284字)投稿時刻 : 2016.12.10 22:541分たちました。アゲハチョウがひらりと家へ入ってきました。
2分たちました。カッコウがひゅうと家へ入ってきました。 ...
◆第36回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・白〉どうか(401字)投稿時刻 : 2016.12.10 22:28ある日少年が散歩をしていると、少女に出会いました。少女は言いました。
「私にはじかんがありません。どうか手伝ってくれませんか」 ...
◆第36回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・紅〉落とし穴(256字)投稿時刻 : 2016.12.10 23:51落とし穴を作ってみました。
あらら、ねずみが1匹落ちてしまいました。 ...
◆第36回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・紅〉絵本(269字)投稿時刻 : 2016.12.10 23:10最終更新 : 2016.12.10 23:15私はめいろ。めいろの絵本。だれにも買ってもらえない、つまらない絵本。
今日も絵本屋に子供がやってきた。 ...
◆第36回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・紅〉コックのなやみ道(339字)投稿時刻 : 2016.12.10 22:40最終更新 : 2016.12.10 22:41ある日コックは迷っていました。
「今日お出しする料理はハンバーグかカレーライスか。どちらがいいでしょう」 ...
◆第35回 てきすとぽい杯天(1496字)投稿時刻 : 2016.10.15 23:27最終更新 : 2016.10.15 23:39 物を形作るには、必ず何か決定事項を付ける必要がある。
大都市では大勢の人間が就職し、社会に奉仕するというルールがする。森の中で...
◆【BNSK】2016年9月品評会 鯖道~mackerel’s load~(979字)投稿時刻 : 2016.09.26 00:00――漁獲量過去最高一六十トン。日本古来から愛される彼らの素顔に迫る。
茨城県某海岸。コンクリートに波打つ大海原の前に立った我々取材陣は、恐れお...
◆第34回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉とぶ(1000字)投稿時刻 : 2016.08.20 17:42最終更新 : 2016.08.21 03:38 水中を高速で泳ぐことができる僕は、ペンギン。
鳥の仲間である僕らは、飛ぶことができない。前、お父さんにこうやって聞いて...
◆初! 作者名非公開イベント2016秋学校(1031字)投稿時刻 : 2016.08.17 04:39最終更新 : 2016.09.04 22:05 寂れた教室の地面を踏みつけると、コンッと寂しい音が響き渡る。もっとたくさん机が並べられていたはずなのに、今は黒板が棒立ちしているだけ。こんな暗闇の中じ...