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本スレからの感想転載です!
1わかってくれとは言ってない・茶屋氏
面白いか面白くないかで言えば面白くない。語り部が読者に語りかけて来る形式は自分の作と似通っていておやと思った。後半の君手摩擦氏のごにゃごにゃしたトークをもっとぐっちゃぐちゃ読者を辟易させるぐらいにやってくれたら個人的にはある程度の満足が得られたのではなかろうか。
2ディヴァイジョン・◆veZn3UgYaDcq氏
もっとこの物語を読みたかった!というのが読了後の感想。SFの中でも好きなジャンルのもののようだ。
*で挟まれた部分は教科書とか新聞とかの文章的で、設定をストーリーを媒介せずにひょいと放り投げたようなもの。映画とかでよくある、冒頭でニュースを放送しているテレビを映して「原因不明のウイルスで人々が暴走し・・・」って世界観を説明するようなやつ。アレと同じで、手っ取り早く世界の説明をするには簡便で良い。しかしその説明に対して本ストーリーは無きが如しで、短い。
コンピュータが人間を越えるというSFもよく見るけど、そういう「よく見る筋の話」っていうのは、その筋の物語をどういう切り口で描くのかが大事なんではなかろうかと思う。
人間の感情を得て進化しようとする、というストーリーで言うと、プロヤス監督の「ダークシティ」という映画がある。かなり面白い映画なのでオススメです!
3なあ、未来・木下季花氏
依存関係っぽい人間関係の話は苦手なんだあ・・・等と思いながら読んでいた。共通の知人を失って、というとノルウェイの森なんかを思い出すけど(内容は似てないけど)、この小説はあれほど乾いた感じには描かなかったと見える。むしろセンチな感じで幸の死への述懐を書き連ねている。それが主人公「僕」にとっての問題になっておるようだ。
なんといっても「未来」という名前付けが非常に良い(「朝」もこれが実名ととって良さそう)。書き出しの「未来からメールが送られて来た。」とか『果たし状。あの時の河川敷で未来は待っている』とかが、当然「時制の未来」を連想させて、実にいい味が利いている。
4世界はディスコミュニケーション・しゃん@にゃん革氏
シャブでもキメながら書いたのか?
5わかってくれないよ!・大沢愛氏
紫式部と清少納言みたいな(笑)。紫日記の和泉式部への悪口とかそういうのも連想致しました。勿論、本文だけではそういった元ネタがあるのかはちょっと判然としないけど、示唆しているのかも、と思わせられた。女の女への悪口って面白いですな・・・端から見るぶんには。
6
拙作であるが、読み返すと文がろくに書けていない。心の分身甲の最初の台詞「これを買ってしまおう」という部分が「これを買ってしおう」になっている。あと全集が三千五百円で売られているという描写を書きはぐったのでいきなり乙が「三千五百円の全集」とか言い始めていておかしい。最後の節でも「誰かの手のうちに渡ってしまった」より「渡ってしまっていた」と過去完了にすべき。あと冒頭の語りとかが何の意味も成していない。なんなんだ。
7完全犯罪・muomuo氏
これまた続きを読ませて欲しいものだね。あるいはこの一コマを抜き出して小説にするというのが面白いのかもしれないけども。具体的な指摘ができないのが口惜しい限りなんだが、なんとなく文体が好ましい。これがリーダビリティという奴なのか・・・。