エントリー作品◆第73回 てきすとぽい杯ビットコイン(1112字)投稿時刻 : 2023.02.18 23:01 その時、僕はインターネットの無料オンライン講座を探していた。
今日の昼休み、大学で ...
◆第70回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉プルンプルン(1000字)投稿時刻 : 2022.08.13 20:21 彼女の家に遊びに行った時、「プッチンプリン」が出された。出されたはいいが、皿はない。彼女はといえば容器の蓋を剥がし、そこにスプーンを差し込もうとする。 ...
◆第34回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉彼女の弁当(1000字)投稿時刻 : 2016.08.20 20:40「最近、何か変わったことあった?」と彼女が尋ねた。
「特にない」と僕は答える。僕の身の回りに変わったことなどない。 ...
◆第28回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉聞け、この秋鳥取には(1008字)投稿時刻 : 2015.08.16 10:23最終更新 : 2015.08.16 14:09 東京の人は島根と鳥取の区別がつかないと言われているが、そんなの嘘に決まっていると思っていた。だってそうだろ、日本の都道府県なんて小学校の時に習わないか...
◆第28回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉そろばん(1008字)投稿時刻 : 2015.08.16 04:18 数学が苦手なので大学は文系の商学部に入ったのだが、大学の講義はつまらなく感じた。たとえば簿記の仕訳。「切手を50円現金で買った」場合、「(借方)通信費 ...
◆第25回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動3周年記念〉中国の広島県から渾身の告白ダヨ(1655字)投稿時刻 : 2015.02.14 23:19 最近、職場には自分で作った弁当を持っていっている。おかずは近所の業務用スーパーで買った冷凍のハンバーグと塩ジャケである。どちらも中国産だ。安い食材を求...
◆第24回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・紅〉明日、広島で起こる出来事(1665字)投稿時刻 : 2014.12.13 22:48最終更新 : 2014.12.14 05:17 明日は総選挙だ。俺は子供の頃から、「選挙で自分の名前を書いてみたい」という願望があった。実際、二十歳になって初の選挙で俺は投票用紙に自分の名前を書いた...
◆第18回 てきすとぽい杯私は果物界の女王リンゴちゃんなのよ!(568字)投稿時刻 : 2014.06.14 22:46最終更新 : 2014.06.14 22:50 私は果物界の女王リンゴちゃんよ。まあ、自分のことを「ちゃん」づけで呼んで許されるのは、可愛い私ぐらいしかいないわよね。 ...
◆第17回 てきすとぽい杯〈GW特別編〉新幹線の中で(1295字)投稿時刻 : 2014.05.06 23:19 広島に向かう新幹線の中で、
「あっ、切符がない!」とパパがうろたえ始めた。 ...
◆第17回 てきすとぽい杯〈GW特別編〉幽霊屋敷から出て来たのは古切手(1187字)投稿時刻 : 2014.05.05 23:25「おじさんの家には大金があるはずなんだ」と同級生の中村くんが言った。
「あんな幽霊屋敷に?」僕は半信半疑で聞き返す。 ...
◆第17回 てきすとぽい杯〈GW特別編〉記憶喪失になった俺が大学受験に挑むのだ(2436字)投稿時刻 : 2014.05.04 23:40 気がついた時、ハクいスケが俺の顔を覗き込んでいた。「ハクい」とは「可愛い」、「スケ」は「女子」とでも置き換えてくれればいいだろう。遠い昔、親父が子供の...
◆第17回 てきすとぽい杯〈GW特別編〉紅白歌合戦の舞台に俺は立ったのだが(1379字)投稿時刻 : 2014.05.03 23:23 芥川賞を受賞したので、もっと引っ張りだこになるかと思いきや、ブログやツイッターで馬鹿なことばかり書いていることがバレてしまい、桜を見る会や園遊会には呼...
◆200文字小説コンテスト妻の血だらけの服(200字)投稿時刻 : 2014.03.24 22:22 母の不倫で怒り狂った父が、家族を乗せたまま車で海に突っ込んだんだ話は、結婚前にしたよね? 助かったのは、後部座席にいた私だけ。だから私は結婚しても絶対...
◆200文字小説コンテスト傷ついて泣きたいよ(200字)投稿時刻 : 2014.03.19 22:22 日曜日の朝、足がつって目が覚めた。しばらくして、トイレに立つ。後で二度寝をしよう。 ...
◆200文字小説コンテストキスの前には歯を磨かなきゃ(200字)投稿時刻 : 2014.03.18 21:52 やばい。
修学旅行の時、あいつもこいつもキスしたみたいだ。場所は金閣寺だったり、奈...
◆第13回 てきすとぽい杯苦情、処理しまくり(2005字)投稿時刻 : 2014.01.18 23:15最終更新 : 2014.01.18 23:24 「公務員なのに真面目に働くヤツは無能」と先輩から教わったもんだから、私は勤務中に自分の席で女子高生とチャットばかりやっていた。しかし、それが上司・望月...
◆短歌小説コンペ空の有様(102字)投稿時刻 : 2014.02.16 21:14おはようの声にひとたび頷いて 君の見つめる空の有様
僕ならば諦めていたこの距離を 駆けてここまで追いついた君 ...
◆第11回 てきすとぽい杯〈お題合案〉電子レンジ(2033字)投稿時刻 : 2013.11.16 23:05最終更新 : 2013.11.16 23:09「電子レンジ使いたいから、エアコン消して欲しいんだけど」
妻がパジャマ姿のまま現れて、そろそろベッドから這い出そうとしていた私に言...
◆第10回 てきすとぽい杯〈平日開催〉目の前にいる頭のおかしな男のことをいちいち写真には撮らない(1745字)投稿時刻 : 2013.10.18 23:12最終更新 : 2013.10.18 23:17 広島県三次市にあるぶどう園でぶどう狩りをしていた時のこと、目の前に中東系で髭面の男が不意にやって来て、 ...
◆第9回 てきすとぽい杯女子高生のおっぱい(1987字)投稿時刻 : 2013.09.21 23:25 仕事を終えた私が家に帰っていると、向こうから女子高生らしき人物が走ってきた。その背後には彼女を追っていると思われる数名の男。 ...
◆第8回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉おいらは出目金(1000字)投稿時刻 : 2013.08.18 10:53 おいらはもうすぐ死ぬ。金魚すくいで捕まって以来、この家に厄介になっていたが、環境の違いで体調を崩してしまい、メシもろくに食えなかった。そればかりではな...
◆第8回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉私は出目金(1000字)投稿時刻 : 2013.08.18 09:47 自転車に乗って学校から帰っていると、目の前に黒いバンが停まって、中から数人の男が現れた。 ...
◆第壱回 あらすじ指定<s>大喜利</s>大会鯉のぼりと鶏(1652字)投稿時刻 : 2013.05.03 00:44【あらすじ】
この小説は、とある事情で離ればなれになっていた兄妹が、(メイドと、そのメイ...
◆我ながらホレボレする文体を自慢する大賞肌色仮面に気をつけろ!(634字)投稿時刻 : 2013.04.26 23:20その夜電話がかかって来てね、こんな風に言われたよ。
「お前は命を狙われてる」って。「肌色仮面に気をつけな」 ...
◆第4回 てきすとぽい杯寒い四月の夜に(936字)投稿時刻 : 2013.04.13 23:08私の父は日本に住むことには反対だったのだ。
しかし、中国残留孤児である母が祖国に帰る際、医者としての中国での生活を捨て...
◆第三回 てきすとぽい杯庚午のジョリーパスタにて(1999字)投稿時刻 : 2013.03.16 23:34最終更新 : 2013.03.17 08:00買い物のために外出した時のこと。ジョリーパスタの前で店のバイトのイケメンなお兄さんが、自転車に乗った若い女性と、何やら話していた。 ...
◆第二回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動一周年記念〉共産党書記局長の名前(2586字)投稿時刻 : 2013.02.16 23:07「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか」
車掌の声が大きく響く。遊説旅行に向かう共産党の委員長が、東京駅の新幹線ホー...
◆第一回 てきすとぽい杯無題(658字)投稿時刻 : 2013.01.19 23:45 フリーのシステムエンジニアである僕は、とあるシステム案件の仕事で岡山にいた。出向先のビルの一階にはトマト銀行の支店があり、他の階にもインターネット専用...