[ コメントを表示 ]
感想転載
簡単ですが全感をば。
1
ストレートな恋愛ものといった感じですね。
ただ、ストレートすぎてキャッチーさがないというか。
2
恋人って何だ?みたいな問いに対し、ひたすら主人公が小難しい(ように見える)思索を繰り広げてるわけですが、
これだけで一作品に仕上げるのは厳しかったんじゃないかなあ、と。
結局彼女のキャラクターが見えないんですよね。まあ、見せようという小説じゃないからなんでしょうが。
それと、タイトルはなんでああなったのでしょう?「ダメそうだな」と思われるようなタイトルはそれを裏切れないと付けちゃいけないんじゃ。
3
すがすがしいほどテーマを無視してきやがったな、と。まあ、それもいいんですけど。
典型的ミステリーですが、ちょっと典型的すぎるんですよね。
多かれ少なかれ「犯人は誰だ」的な要素があるとなると、びっくりするようなトリックとか、探偵役の物凄い洞察とか、そういうのを期待してしまいます。
あと、本文中には問題の台詞を執事が言ったと明記されてないんですよね。もしかしたら真犯人は別に?ということを考えたのは楽しかったです。作者さんの意図ではなさそうですが。
4
昔好きだった人が死んだ→そこから嘘で固めるようになった、というロジックは上手いですし、淡々とした文章もある種の恐ろしさを感じさせます。
ただ、犬を殺すくだりがちょっと分からなかったです。主人公の感情が普通じゃないという描写なのでしょうか?
5
うーん、伝えたいメッセージが掴めない。
6
品評会的には「勝ちやすそう」な作品だなあ、とか思ってしまうのは私がひねくれてるからですが、上手くまとまっていると思います。
文体も舞台の近代日本とよく合って雰囲気を作っています。
内容的には、きちんと知的好奇心のためにどうすべきか?というテーマを消化していると思いました。Kが、向上心のない奴は馬鹿だ、と言ったのを思い出します。
最後の「 私は実家に洋雑誌を乾かしたまま、置き忘れてしまった事に気がついた」というフレーズだけ、なんか説明調で浮いている気がしましたが。
7
なんというか、物語が薄い、という感じがしてしまいます。ありがちな感じもしますし。
この短い中に内容を詰め込めとは言いませんが、もっと独特な雰囲気を作るとか、感情の揺れを描くとか、そういうことを期待したいです。
8
この人のこのシリーズは品評会の定番になりつつありますねw
ビルマの竪琴をちゃんと見たことがないのでコメントしづらいです。
9
良く掛けた短編、って感じがします、前半の男のパートは「幻の恋人」というテーマド直球でありつつも惹きつけられるものがありました。
後半にありきたりではないSF設定がぶち込めれば素晴らしいのですが、そこまでもとめるのはさすがに酷でしょうか。
10
>>131にもありますが、170の男って全然小柄じゃないですね。
「兄は小柄で女は大柄」という情報を出すための文言なのでしょうが、一般的な感覚と違う以上、わざとらしさを感じます。
それに一度に情報がでるのでそこでネタが割れちゃうんですよね。兄が小柄なことを別の場所でしれっとだして、
「そういえばそうか!」みたいに思わせるのがミステリーのテクニックなのかな、とか思いました。
喫茶店のマッチのくだりもちょっと不自然に感じました。全体的に作り物っぽさがあるように思えます。
11
おお、これは。
各2000字くらいの短編でここまで読ませるとは。
これについては、もう1回しっかり読んでからじゃないと感想書けないなあ……
12
手堅く上手いですね、ほげおさんは。この人も勝ちやすいタイプだなあ、とか思っちゃいます。
読みやすい文章+青春モノ、っていうスタイルがマッチしているんでしょうか。
武藤君、他クラスから見に来られるレベルのイケメンだったらそこまで特技とか無くてもモテんだろ……とかちょっと思いましたが。
***********************【投票用紙】*********************
【投票】:No.11 近未来「次世代整形」オムニバス
気になった作品:No.06 若者たち, No.12 幻の少女
********************************************************