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全体の感想はというと、わりとバリエーションは豊か。皆お題の「one」をどう扱うか骨を折ったんじゃないですか
ね。そのままストーリーに絡めにくく、抽象的なテーマにせざるを得ないですからね。あとこれは言っておきたいん
ですが、ほげおちゃん頑張りすぎぃ!!
1
本屋へ行き、一冊の本を手に取る。そして本の世界へ没入して行く、という感じでしょうか。
実際に「ONE」を読んでいたら、ちゃんと意図が掴めたのかもしれないんですが、私の読解力ではそれぞれの文やそ
の内容の意味を理解できませんでした。歯がゆい!という感じです。
2
主人公の不可解な行動や感情の変化の理由が描かれていたらいいなと思いました(自分が読み取れていないだけかも
しれないです)。序盤はきちんと説明文があるんですが、後半になるとだんだん段落が多くなって散文的?になって
いると思います。それによってある種の独特な趣が出ていると感じました。しかし一方で読者を置いてけぼりにする
ような、ともすれば「だから?」と説明を求めたくなる部分がちょっとあるような気もしました。
3
作者の想像の世界ではきちんと補完されているんでしょうが、それを正確に十分にアウトプットできていない、のか
な?と感じました。小説は作者と読者、両者の想像力の柱で成り立つものだと思います。ところが、いくらこっちが
想像力を逞しくしてもどうも作者の思い描いたモノがなんなのか判然としない。もっと作者の想像した物語を文章に
してくれたら、と思いました。
4
怖い話コピペのそれですね。オカ板でありがちな怪談話、寺生まれのTさんイズムを感じました。お題の「ONE」
が、とってつけたような対心霊現象特別部隊の通称になって消化されているという点が個人的なツボ。
5
ゴミ
6
小説は出だし9割などと言われますが、この作品の出だしだと、歳月や、とりわけ「二十年」が物語のキーになるの
かな、と思いました(実際はそうでもないかも)。普通に読むことの出来る佳作だと思いました。強いて何か文句を
つけるなら、「ONE」というお題とはあえて繋げなくても良かったんじゃないかなと。「0から1へ」あたりの文章
からふわっとしだしている印象を受けました。といっても私の難癖ですよ。
残りはいつか