エントリー作品◆第48回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・白〉失われた愛を取り戻せ(2027字)投稿時刻 : 2018.12.15 23:51「ノノ・スピポア氏」
市長はデスクの上で8本の腕を思案げに組み、うなった。 ...
◆第46回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉新番組特集「先取り!『渡り鳥の恋』」(1000字)投稿時刻 : 2018.08.18 20:27――あの大ヒットミュージカルが……
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◆第45回 てきすとぽい杯冷やし中華(270字)投稿時刻 : 2018.06.16 22:39「冷やし中華はすでに始まっています。」
行きつけの中華定食屋に行くと、そんな張り紙がされていた。 ...
◆第44回 てきすとぽい杯一筆啓上仕り候(1136字)投稿時刻 : 2018.04.14 23:29 チッチッチ、という、声で、我に返った。
春の風が、河川敷の葦をさらりと揺らした。 ...
◆第42回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・白〉観察者たち(1423字)投稿時刻 : 2017.12.09 23:06『グワーッ』
無線で繋がっている同胞の叫びと共に、スコープの視界が真っ白に染まった。 ...
◆第42回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・紅〉被観察者たち(1298字)投稿時刻 : 2017.12.09 23:30『警報、警報、宇宙より未確認飛行体が接近中』
人工知能のKETSUの声で、俺は浅い眠りから覚めた。 ...
◆第41回 てきすとぽい杯買い物ごっこ(2324字)投稿時刻 : 2017.10.14 23:46「借金を返します」
茶封筒の中から出てきたのは、その一言だけが印字された白い便せんと、大量の...
◆キムワイフ ゜星離る(1139字)投稿時刻 : 2017.04.29 22:25「大津皇子が、捕らえられたというのはまことか」
「は……」 ...
◆第37回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動5周年記念〉ラジオ(2483字)投稿時刻 : 2017.02.18 23:39 二〇歳になった今でも、自分の気持ちを口に出すのが、本当は苦手だ。
友人らは、私がおしゃべり上手だと思っている。だから、そう言うとたいてい、...
◆肉小説にく(29字)投稿時刻 : 2017.01.21 21:07皮肉屋で憎まれ屋のニックの死体は肉厚で大変捌きにくかった。
◆第36回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・白〉めいろのくに(764字)投稿時刻 : 2016.12.10 23:44 小学生の頃、秋の遠足で遊園地に行った。
鏡の迷路屋敷の中で、迷子になったときのことをよく覚えている。班の子と一緒...
◆第36回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・紅〉『めいろのくに』(1230字)投稿時刻 : 2016.12.10 23:21最終更新 : 2016.12.10 23:45 その小さな王国が、いつうまれて、どれぐらいのあいだ栄えて、そして、いつからそうなってしまったのか、わかりません。 ...
◆【BNSK】2016年11月品評会 大都会デビュー(1731字)投稿時刻 : 2016.11.17 20:58最終更新 : 2016.11.19 21:50 揺れる、揺れる――
背中を預けたしぃとは、時に小刻みに、時に激しく動き、彼の全身に圧迫感を与...
◆第35回 てきすとぽい杯逢瀬(1735字)投稿時刻 : 2016.10.15 23:35最終更新 : 2016.10.15 23:40 16の時、生まれて初めての恋をして、それを相手に告げたことがある。冬の早朝の、誰もいない音楽室の前で待ち伏せをして、ただ、好きですと告げた。 ...
◆第34回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉旅立つまで(1000字)投稿時刻 : 2016.08.21 00:44最終更新 : 2016.08.21 00:55 私は目を覚ました。最初に気付いたのは、私を取り囲んでいる白い球体だった。十個あまりのそれがびっしりと集まって、私を上から覆いつくしていた。私は身を縮こ...
◆労働の夏!職場小説大賞ラボラトリー・フード phase 3(1633字)投稿時刻 : 2016.08.06 22:57 研究員ルカ=モガは悩んでいた。締め切りの迫っている課題の進捗が芳しくないのだ。 ...
◆【BNSK】2016年7月品評会 BBQデビュー(3052字)投稿時刻 : 2016.07.03 22:24 6月の、中間試験が終わったばかりの深夜、大学のクラスのグループラインに
「BBQしようぜ!」 ...
◆第33回 てきすとぽい杯ヤモリ・オブ・ザ・デッド(2396字)投稿時刻 : 2016.06.18 23:41最終更新 : 2016.06.18 23:42プロローグ
男は、死に絶えるところであった。 ...
◆架空のスポーツ小説合唱部(物理)(2836字)投稿時刻 : 2016.05.16 19:05「貴様、入部希望者と言ったか」
腕を組み仁王立ちした長身の2年生女子二人が、般若みたいな顔をして私を見下...
◆第32回 てきすとぽい杯夜(1734字)投稿時刻 : 2016.04.16 23:39最終更新 : 2016.04.16 23:42 ジェイコブに会ってから、私の夜はひどく長くなった。
例えば、彼の頬にはひどいやけどの痕がある。初めて出会ったとき、彼の野性味...
◆お題リレー小説ちかみち(5383字)投稿時刻 : 2016.04.10 16:20最終更新 : 2016.04.10 16:25 ユーキくんはいつまでもあたしの隣にいてくれるんだと思っていた。だって、あたしたちがうんとうんと小さい、お互い物心がついたようなときから、ずっと一緒だっ...
◆第29回 てきすとぽい杯故郷の友人(1995字)投稿時刻 : 2015.10.17 23:36最終更新 : 2015.10.17 23:44Subject: 明日の話
To: Sachiko ...
◆第28回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉夕焼け色のワンピース(1000字)投稿時刻 : 2015.08.16 15:05「ヨオちびすけ、今日もしけた面してやがんな」
塀の上でうとうとしていたらブチさんの声がした。耳が反射的に動いてしまった...
◆第27回 てきすとぽい杯雨降りのかなたに(2625字)投稿時刻 : 2015.06.20 23:45 まだ日が沈むには早い頃合いだというのに、あっという間に辺りが薄暗くなっていった。見上げると空はすっかり暗い灰色の分厚い雲に覆いつくされている。雨が降り...
◆短歌小説コンペ2.0ヤドカリ記念日(640字)投稿時刻 : 2015.05.10 20:43 引っ越しがしたいと君が言ったから、5月10日はヤドカリ記念日。
君がまず、ドローン飛ばしている間、僕は得物の準備を始める。 ...
◆第25回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動3周年記念〉初恋の人はヴァン・アレン帯を通過していった(2558字)投稿時刻 : 2015.02.14 23:40 携帯が震えたのですぐに飛びついた。今日は一日中、彼からの連絡を待っていたのだった。私は恐る恐るラ●ンの画面を開く。 ...
◆第23回 てきすとぽい杯2031年妄想の旅なう(1493字)投稿時刻 : 2014.11.15 23:34 通信を開始するアラームが鳴った。私は音の鳴った方へ意識を集中した。意識を集中したことで、私には意識があるのだということを私は意識した。そうでなければ私...
◆第22回 てきすとぽい杯遭遇(3350字)投稿時刻 : 2014.10.19 03:29 それは、よく晴れた気持ちのいい秋の昼下がりだった。
その日私は、長年探していたそれをついに見つけてしまったのだった。 ...
◆来たれ てきすとぽい作家! 800字小説バトル白白(800字)投稿時刻 : 2014.10.26 23:41 まどろみの中から目覚めると、駅舎は砂浜にあった。
あたりがかすかに青白く染まっている。薄暗い空間が、波の押せては返す音で満...
◆第21回 てきすとぽい杯結婚しよう(2036字)投稿時刻 : 2014.09.20 23:43 誰かの携帯電話が鳴った。ような、気がした。
幻聴だ、と自分に言い聞かせる。 ...
◆第1回てきすとぽぽい杯(15分拡張版)中止と見せかけ、ゲリラ開催ラボラトリー・フード phase2(529字)投稿時刻 : 2014.09.20 23:59 誰かのお腹が鳴った。ような、気がした。。
幻聴だ、と自分に言い聞かせる。 ...
◆第20回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉傾国の美女(1000字)投稿時刻 : 2014.08.17 15:07 かつて「聖戦」で失われた原生林について調べる旅を続けている我々であるが、大陸東部の小さな村で気の触れた老婆に会った。証言としてのの信憑性は薄いと思われ...
◆第20回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉コメ・ソード(1000字)投稿時刻 : 2014.08.17 14:28 コメ・ソード。またの名をライスの剣。
それは、この大陸に生まれ育って知らぬ者はいないであろう、聖剣。 ...
◆第20回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉忘れられた神(1000字)投稿時刻 : 2014.08.17 13:50 人類はあたかも、己らだけの力で田畑を耕し家畜を飼い慣らしているかのように錯覚しているが、かつてそれらすべてが神からの恵みであった。 ...
◆第よん回 10分ついのべ 昼の部 トレジャーハンターロボは宇宙空間を駆け回...(Twitter小説)投稿時刻 : 2014.07.26 14:08トレジャーハンターロボは宇宙空間を駆け回るうちに進化しすぎてしまった。最初...
◆第よん回 10分ついのべ 夜の部 小さい頃、盆休みはいつも父さんの実家に滞...(Twitter小説)投稿時刻 : 2014.07.25 23:09小さい頃、盆休みはいつも父さんの実家に滞在した。離れの建屋にいつも一人でい...
◆第19回 てきすとぽい杯〈日昼開催〉王女さまの薬指(2726字)投稿時刻 : 2014.07.13 16:14 その年、16歳になった王女さまは、この国で一番美しい女の子でした。
ウェーブのかかった長い髪は輝かんばかりの黄金色、白い肌は透き通り、頬は林...
◆スーパーショートなラノベコンテスト #スシラノコンラボラトリー・フード(6999字)投稿時刻 : 2014.08.03 23:43最終更新 : 2014.08.03 23:59 人というのは、故郷から離れた場所に滞在していると、幼い頃から慣れ親しんだ料理を恋しがるものだと思っていた。例えば日本人なら、海外旅行中に白米や味噌汁、...
◆第18回 てきすとぽい杯竜の涙(1177字)投稿時刻 : 2014.06.14 23:44最終更新 : 2014.06.14 23:44 その日も、ザヴォタは陰鬱な気持ちで島に取り残されていた。
空は灰色をして、海も同じ色をして、波の動きは不規則で不穏だった。荒々しく...
◆第17回 てきすとぽい杯〈GW特別編〉The Not-Friendly City(2102字)投稿時刻 : 2014.05.06 23:22最終更新 : 2014.05.06 23:43 御堂筋線とかいう地下鉄に乗りたかったのだが、御堂筋と書いてある看板に従って高架下を歩いていたら何故かJRの切符売り場にたどり着いた。JR大阪駅の御堂筋口と...
◆第17回 てきすとぽい杯〈GW特別編〉The Friendly Ghost(2016字)投稿時刻 : 2014.05.05 23:42最終更新 : 2014.05.05 23:44 タケルの一家が、この辺じゃ「お化け屋敷」なんて呼ばれたりもしてた、ずっと空き家だった古い洋館に引っ越してきたときのことをよく覚えている。アメリカ帰りな...
◆第16回 てきすとぽい杯ワンマン電車、居眠り経由初恋行き(2074字)投稿時刻 : 2014.04.05 23:19最終更新 : 2014.04.05 23:24 春!
春である。 ...
◆200文字小説コンテスト火薬の誕生(200字)投稿時刻 : 2014.03.22 22:07 周りの人は皆傘を差しているのに僕だけがずぶ濡れだ。降り続ける雨は明らかに黄色く、臭い。どう考えても小便だ。 ...
◆第15回 てきすとぽい杯落日(1760字)投稿時刻 : 2014.03.08 23:42 桜の木は夢を見ている。マトリョーシカだった頃の夢だ。
一年のほとんどが雪でおおわれている極寒の地だ。そこが、マトリョーナという...
◆第13回 てきすとぽい杯オタクな俺のコミュニケーションスキルがこんなに低レベルなはずがない(2671字)投稿時刻 : 2014.01.18 23:30最終更新 : 2014.01.18 23:40 ある朝、気がかりな夢から目覚めると、グレゴール・ザムザは自分が中肉中背の異邦人になっている事に気がついた。いや、もしかすると、目覚めてはいなかったのか...
◆輝き! プロット頂戴大賞鱗茎のエリシオン(7148字)投稿時刻 : 2014.01.12 23:53最終更新 : 2014.01.13 00:00 人工芝は、トビーが思わず吐き出したレーションをよく弾いた。鮮やかな黄緑色の葉の上に、赤色の水滴が滴ることなく留まっている。唾液と混じり合って粘性を増し...
◆輝き! プロット頂戴大賞どんぐり食い(5802字)投稿時刻 : 2014.01.12 00:14最終更新 : 2014.01.12 10:06 大叔父は偉大な人だった。ぽそぽそした焼き菓子を口にしながら、エヴァンはそれを実感する。香ばしい匂いに唾液が急速に分泌され、顎がほんの少し痛んだ。大叔父...
◆クリスマスイヴぼっち小説大賞&ぼっちついのべ2(Twitter小説)投稿時刻 : 2013.12.24 21:23サンタの髭はその昔黒かった。プレゼント運びは肉体労働だし若いサンタが多かっ...
◆突撃! 隣のプロットコンテストタイトル未定(1389字)投稿時刻 : 2013.11.24 13:10最終更新 : 2013.11.24 13:12きわどいモチーフになってしまったかもしれない
テーマ: ...
◆みんなで、ほっこり ハッピー・クリスマス掌編賞もりのほし(2100字)投稿時刻 : 2013.12.02 22:41 地球に生まれ育ったみなさまには少し想像が難しいかもしれないが、その星は、一面緑色で覆われている。たとえばあなたがロケットに乗ってその星に向かうとする。...
◆第11回 てきすとぽい杯〈お題合案〉大都会(737字)投稿時刻 : 2013.11.16 23:42 初霜の降りた日、家を出た。こんな田舎にはうんざりだったのだ。いつまでも時代遅れの価値観に染まり、世の中の中心から取り残されていることもわからずに、うわ...
◆勝手に連動 第10回ぽい杯スピンオフ賞(土日版)失はれる古代文明 ※小麦・蕎麦と共通の設備で製造しています(1049字)投稿時刻 : 2013.10.20 20:34最後の大晦日 - 2013-12-31 23:34 (Jpn)
突然ですが、このブログを更新するのも今回で最後にしようと思っています。そ...
◆第10回 てきすとぽい杯〈平日開催〉失われた古代文明 ※遺伝子組み換えでない(1898字)投稿時刻 : 2013.10.18 23:43 じいちゃんは偏屈で愚痴っぽくて嫌いだ。じいちゃんはもう仕事をリタイアしたから毎日暇を持て余していて、日がな一日部屋にこもっている。あまり閉じこもってば...
◆*――創文板 将棋祭――*と金(6768字)投稿時刻 : 2013.11.10 15:19最終更新 : 2013.11.10 20:25 カチン、と、鈍く、薄い紙越しに、木と木のぶつかり合う音がした。それが、机の脚のパイプに伝わって、かすかに教室に響き渡る。彼の指から離れた駒が、ほんの少...
◆第9回 てきすとぽい杯父になる日(2243字)投稿時刻 : 2013.09.21 23:40最終更新 : 2013.09.21 23:43「カタギになろうと思うんだ」
助手席で唐突にそう言い放ったユーリの表情はいつになく柔らかく見えた。 ...
◆恒例!お盆スペシャル企画 掲示板は文学である大賞草稿(2175字)投稿時刻 : 2013.09.30 22:27 朝、目が覚めたら、胸にぷすりと穴が空いていた。
胸に穴が空くなら普通はぽっかりと表現するべきなのかもしれないけれど、僕は...
◆第8回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉彼の手土産(1000字)投稿時刻 : 2013.08.18 14:16最終更新 : 2013.08.18 14:25 悠太が、いつもの能天気な笑顔でビニール袋を差し出してきたとき、だめかもしれない、と思った。 ...
◆第8回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉乾いた海と光る鱗(1000字)投稿時刻 : 2013.08.18 10:12 それは、日の光を受けてきらきらと輝いていた。あまりに小さかったから、肉眼でその存在を捉えられたのは僕だけだったと思う。自警団の目を盗んで駆け寄り、手に...
◆第8回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉鳥獣戯画(1000字)投稿時刻 : 2013.08.18 09:05最終更新 : 2013.08.18 09:35 我輩は金魚の糞である。名前はまだない。何しろ生まれたばかりである。たいそうな難産であった。お産が始まってから長い間、母から離れることが出来ず水槽の中を...
◆第7回 てきすとぽい杯酒が不味い(1743字)投稿時刻 : 2013.07.20 23:39最終更新 : 2013.07.20 23:43「ーー党、ーー党にどうか清き一票を!」
大通りからうぐいす嬢の声が聞こえてくる。うぐいす嬢なんて言っても、すごく...
◆推敲バトル The First <後編>アイス・ボックス(3951字)投稿時刻 : 2013.06.22 17:27最終更新 : 2013.07.29 21:45 夏休みのある日、お兄ちゃんが近所の駄菓子屋でホームランバーの当たりを引いた。私がまだ3歳か4歳ぐらいの頃だ。ホームランバーの当たりを見るのは初めてだっ...
◆第6回 てきすとぽい杯〈途中非公開〉A・I・応答せよ(1666字)投稿時刻 : 2013.06.15 23:28「頬が緩むとは、どういうことですか」
と、私の傍らにやってきたアンドロイドは言った。 ...
◆推敲バトル The First <前編>アイス・ボックス(4519字)投稿時刻 : 2013.06.22 15:43 子供の頃って、自分の周りの世界が全てだから、家の中のちょっと変わった習慣だの状況だのって、ほかの家でも一緒なんだと思いこんでた。 ...
◆第参回 10分ついのべ 昼の部11(Twitter小説)投稿時刻 : 2013.05.25 13:09今度の惑星探査では大きな収穫が得られそうだ。探査ロボットが持ち帰ってきた大...
◆第参回 10分ついのべ 夜の部17(Twitter小説)投稿時刻 : 2013.05.24 23:09帰れなくなった家のことを考えると辛くなった。その度に家主のお婆さんの顔が渋...
◆第一回てきすと恋大賞ブリキの兵隊とうさぎの赤い目(4099字)投稿時刻 : 2013.05.27 23:14 ブリキの兵隊さんは、その昔、やんちゃな男の子の宝物でした。毎日ブリキのおもちゃ箱の中で寝起きし、仲間たちと勇敢に戦ったり、冒険をしていました。月日が流...
◆第5回 てきすとぽい杯〈平日開催〉失われた古代文明 ※グロ注意(1725字)投稿時刻 : 2013.05.17 23:28最終更新 : 2013.05.17 23:39「ねえパパ、これ、なあに?」
目の前の大きな、大きな箱を指して、僕はパパに尋ねた。パパは間の抜けた顔で...
◆我ながらホレボレする文体を自慢する大賞特にタイトルとか決まっていない何かの冒頭部分(1600字)投稿時刻 : 2013.05.05 22:45最終更新 : 2013.05.05 22:55 春になる頃、タラは漁に出る。7つになるからだ。
生まれ育ったこの島では、7つになると父を助けるのがならわしだった。タラの...
◆第4回 てきすとぽい杯地下の迷路(1618字)投稿時刻 : 2013.04.13 23:30最終更新 : 2013.04.13 23:40 窓際の、前から3番目の机で、いつも突っ伏してる。一度も染めたことのない黒い髪は長い。別にそういうファッションなんじゃなくて、あまり頻繁に床屋に行かない...
◆第一回 やる気が出るかっくいいプロット作り大賞ディープ・エンド・オブ・オーシャン(3099字)投稿時刻 : 2013.04.18 21:57最終更新 : 2013.04.19 23:58テーマ:
困難に直面し、崩壊の危機に瀕した家族が、再生へ向かっていく ...
◆第三回 てきすとぽい杯尻尾(2439字)投稿時刻 : 2013.03.16 23:30最終更新 : 2013.03.16 23:38 尻尾が見えるんです。
知っていますか? 人間にも実は尻尾があるんです。……いや、猿だったころの名...
◆第一回 てきすとぽい杯初夢頬袋(2081字)投稿時刻 : 2013.01.19 23:30最終更新 : 2013.01.19 23:43 机の上に置いていた携帯がメールを受信した、マナーモードになっていたから、大きな振動音がリビングに鳴り響く。慌てて手に取ると、送信者欄に『沢村加奈子』の...
◆第弐回 10分ついのべ 昼の部 投票所 4(Twitter小説)投稿時刻 : 2012.11.03 13:05去り行く貴方の背中に向かって言った「ありがとう」の言葉は少し掠れて、唇に乗...
◆第弐回 10分ついのべ 夜の部 投票所16(Twitter小説)投稿時刻 : 2012.11.02 23:08雲の上に、神さまのかじゅえんがあるのを知っている?例えば昨日、君が友達と喧...